日記リスト
投資家向けセミナーをやります。
今度タートルズ関連のセミナーをやることになりました。
日時、11月7日(土)
場所、東京穀物商品取引所
詳細は以下で。
http://www.uss-group.co.jp/seminar/sem20091107_nbd.html
商品先物の投資家向けセミナーです。
タートルズの投資法を小次郎講師流にカスタマイズした、為になる話をしたいと思っています。
どうぞふるってご来場ください。
面白い話や裏話も話すぞ!なんちゃって。
「タートル流投資の魔術」 その18 複利のトリック!
伝説のトレーダー集団
タートル流、投資の魔術
カーティス・フェイス著
徳間書店、1700円
お奨め度、★★★★★
中・上級者向き
FX◎・先物◎・株△
世間には嘘八百の投資話が多い。よく「せんみつ」と言われるが、せんだみつおのことではない、千話して三つしかほんとのことがない嘘つきのことを千三つと呼ぶのだ。投資話も似たりよったり、十回に四回くらいしか本当の話がないから「とうし」と呼ぶと思えばいい。まあ千三つよりはましだが、正しい話より間違った話の方が多いというのは事実だろう。
大体、投資話で嘘だとすぐわかるのは、「絶対」とか「間違いない」とか言う言葉が出てくるときだ。いかがわしい話であればあるほど、それを隠してさも確実なように話を作るのだ。そんな話につきあっても時間の無駄。そんな時間があれば、このブログを徹底的に読んで、投資の極意をマスターした方が百倍役に立つ。絶対だ。間違いないぞ。(ん?)
またまた振り込め詐欺が増えてきたそうである。あれだけテレビで注意を呼びかけてるのになんでだろうと思って、その道に詳しい(どの道や!)友達に聞いたら、テレビを見て気を付けようと思う人より、儲かりそうだから自分もやってみようと思う詐欺師の方が多いのだそうだ。で、どんどん手口が巧妙になってくる。なんだかんだと理由をつけられても見ず知らずの他人の口車に乗って簡単に振り込んだりしてはいけないぞ。
さて今日は資金管理の話の最終回として簡単なテストをしてみたい。話はとある詐欺師の巧妙な手口だ。この話を読んで、どこがインチキなのかをすぐに説明出来れば、タートル流資金管理、免許皆伝としたい。簡単そうに見えて奥が深いのでじっくり考えて答えてほしいぞ。
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10万円を元手に小生と一勝負をしないか?公平な勝負だ。負けても足が出たり全額無くなったりする心配はないからご安心を。とその詐欺師は言う。
『ここにトランプのハートの1から10までのカードがある。で、貴兄は偶数か奇数かに賭ける。で、カードをよく切ってひとつずつめくっていく。仮に貴兄が偶数に賭けたとする、偶数が出れば掛け金が5割増える、奇数が出れば掛け金が5割減る。公平だろ?一度偶数に賭けたら、10回とも貴兄は偶数で勝ち、奇数だと小生の勝ちというルール。そして最初のカードで貴兄が勝ったら2回目はその儲けも合わせて15万円を掛け金とする。もちろん負けた場合はその分を引いて5万円が掛け金となる。そういう風に勝ち負けに応じて掛け金が変化しながら10回の勝負で終了だ。
するとここにあるカードには偶数5枚、奇数5枚、だから勝ち負けは5回ずつと最初から決まっている。ほんとだったら最後は勝ち負け無しの引き分けとなりそうだが、ところが何故かそうならない。つまり最初は10万円の掛け金が二回目以降は変化するとお伝えした。それによって同じ5割の勝ち負けと言っても投資金が多いときに勝つか、少ないときに勝つかでその5割が違ってくるのだ。ということで、最後にはどちらかが勝ち、どちらかが負ける。トランプその他には一切仕掛けはないから安心ていいぞ。」
どうだい、この賭け、貴兄は乗るかい?
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この勝負、結果から言うと百回やっても二百回やっても詐欺師の勝ち。しかも皆さんの手元に残るのは2割ちょい。ひどい話だ。なんでそうなるか説明出来るか?というのが今日のテストだ。試しに自分で色々とやってくだされ。で、どこがどう公平でないのか、よーく考えてくだされ。ここに資金管理の極意が凝縮されているのだ。
(以下ネタバレ)
さて、何も考えずに以下を読もうとするあーた。投資失格。一生郵便貯金でもやってなはれ。答えがわかったので再確認という人は、正解であれば免許皆伝。考えても考えても不思議でならないという人は、引き続きこのブログを読んで、さらに勉強しないと落とし穴にはまってしまうぞ。投資にはトリックや錯覚や落とし穴がいっぱいあるのである。
そして、タートルはそういう他人が陥りそうな錯覚(認知のゆがみ)をうまく利用して、投資に勝つというのが戦略なのだ。最終的には頭のいい人間が勝つのだよ。
さて、この問題、複利のトリックである。複利とは利益金も合わせて元本に組み入れて運用するというやり方。投資をやるときにこの複利というシステムをよく理解することはとても大事、年利20%の投資システムで100万円を5年間運用したとする。単利では200万にしかならないが、これが1年複利だと249万、半年複利だと259万と大きく増える。
ということで預金は複利がいいというのが常識だが、しかしリスクのある投資の場合果たしてどうなのか?先ほどのケースで説明しよう。最終的にいくら手元に残るかという計算式は次のとおりだ。
10万円×1.5×1.5×1.5×1.5×1.5×0.5×0.5×0.5×0.5×0.5=?
計算してごらん?この答えは2万3730円。大ショックだ。きちんと自分で電卓かなんかで計算して確認してほしいぞ。で、義務教育を終えている人なら誰でもわかると思うが、この勝ち負け(5勝5敗)の順序がどう変わろうと実は結果は変わらない。つまりこの賭け、何回やっても、10万円が2万ちょいになってしまうというインチキ話なのだ。しかし、何故5勝5敗なのに10万が2万ちょいなってしまうのか?ここのところをよおく理解して、投資における資金管理に応用してほしい。
つまり利益金を運用資金に組み入れて運用をする場合、勝つ可能性と負ける可能性が均等だとか、勝ったときの利益率と負けた時の損失率が均等ということでは大きくマイナスになるのだ。ここをまず悟れ!だからそういう投資をするときは、勝つ可能性が相当高いか、勝ったときの利益率が負けたときの損失率より、相当大きくなければやってはいけない。単純に複利的な資金管理がいいと思ってる人はこの落とし穴にはまってしまう。ここ重要だぞ。そういう誤解している人多いからな。もうちょっと詳しく話をしよう。
上の計算式をよく見て欲しい。ではどういう状態で初めて、両者が公平な条件になるのか?
それは偶数が出たら10割増える(2倍になる)、奇数が出たら5割減るという条件の時なのだ。計算式で確認しよう。
10万円×2×2×2×2×2×0.5×0.5×0.5×0.5×0.5=10万円
例によって、勝ち負けの順番がどうなろうと結果は変わらない。つまりこの勝負では何回やっても損も儲けもない。これが公平な状態なのだ。
ここで皆さんちょっと疑問を抱かないか?通常、丁半博打などというヒフティヒフティの賭けをするとき、掛け金が2倍になって戻って返ってくるか、それとも没収されるかという勝負をしている。これで皆さん、公平な賭けだと思っているよな?
確かに通常はこれで公平。ただし、そこにおいて、儲けたら掛け金を増やしてやろう、損したら掛け金を減らしてやろうと考えると、とたんに公平でなくなってくるのである。ここが資金管理の一番の急所なのだ。この意味、皆さん理解出来るか?ほんとか?ほんとにほんとに理解したか?(笑)
今日の話、簡単そうに見えて奥が深い。皆さん、理解出来るまで何度でも読み返してほしい。そして、この話をしっかりと理解をしたら、上の例題を使って、・・・・・・友達から儲けてほしい。(爆)
本当にこのブログは投資の神髄をついた、儲けに直結するブログだ。(笑)
さて予告編、いよいよ次回は、具体的にどの時点でどう仕掛けていけばいいかという話をする。今までは理論が多かったがいよいよ実践だ。今までもこのブログためになることが多かったが明日はさらにためになるぞ。(笑)
ということで、今までは無料でやってきたこのブログではあるが、これだけ素晴らしい話をするのに、ただって言うのも皆さんに失礼な話だ。皆さんも気が引けて堂々と読めないだろう。だから明日のブログは事前に皆さんから受講料を振り込んでいただいて、その額に応じて話を進めていきたいと思う。(笑)
ということで、このブログを読み終わったら、すぐに銀行にレッツゴー。心配いらない、明日のブログが皆さんのお役にたつことは・・・・・・・絶対に!間違いない!からね。(爆)
「タートル流投資の魔術」 その17 資金管理から逆算する銘柄選び
伝説のトレーダー集団
タートル流、投資の魔術
カーティス・フェイス著
徳間書店、1700円
お奨め度、★★★★★
中・上級者向き
FX◎・先物◎・株△
どうも最近家内がこのブログを読んでいるらしい。突然我が家のリスク管理を始めるとか言い出した。で、小生の小遣い、ハナから少ないのだが、この1%を1ユニットとか呼び出して、1日1ユニットしかお小遣いをくれない。それが資金管理だとのたまう。だって1ヶ月は30日、1日1%ずつもらったって、最終的には従来の30%しか小生のふところに入らない。おかしいだろというと、これは証拠金だとかぬかしやがる。少ない資金で大きく楽しむ、お小遣いレバレッジ制度などと言い出した。そのくせ、前借りを頼むと、うちは先物取引は扱ってませんとか言う始末。ますますわけがわからない。
大体、投資のことなんか何にもわかってないやつなのだ。ついこの間までマネーマネージメントのことを物まねタレントのマネージャーのことだと思ってたやつだし、リスクマネージメントの話をしてもリスと熊のテーマパークの名前だと思ったやつなんだぞ。「リス熊ネージメント」、じゃあ、そのネージメントって一体なんだ?と問い詰めるとそれは英語だからわからないと言いやがる。あのね、全部英語なんですけど・・・・。
ということで、本日はテーマパーク、リス熊ネージメントランドからお送りする。(爆)
さて日本初(?)、ブログで入門者の方にわかりやすく資金管理の極意を徹底解説するぞ!という試みなのに、どうも他人毎のような感覚で読んでらっしゃる読者が多い。あーただよ、あーた。(笑)一人1億くらいの資金を動かす亀ちゃん軍団と、100万前後の投資金でトレードしているアマチュア投資家と、同じ土俵で戦えるはずがない。亀ちゃんの資金管理など参考にならないと思っているのだ。
ノンノンノン、アンアン、(ん?)マネーマネージメントは同じなのだよ。要は、どんな価格変動があっても破産しないという前提の元に、どれだけリスクをとれるかだ。ここ大事だからもう一回繰り返すぞ。『1、どんなに価格変動があっても破産しない。2、その中で最大リスクをとる、これがマネーマネージメントだ。』リスクはクスリと前回お話した。リスク管理とか言って、最初から両建で取引をスタートする人が時々いる。で、「これなら、全然リスクがないから安心、最高のリスクマネージメントだ。」などとおっしゃる。あのね、投資なんだからね、リスクがなければいいってもんじゃないっしょ。、リターンがどれだけ見込めるかがトレードっしょ?。
だからリスクに果敢に挑戦しなければいけない。ただし、破産しない範囲でねというここがポイントだ。これがマネーマネージメントのエッセンス。ここ、ちゃんとメモして机の前に貼っとくように。(笑)
このバランスは投資金が1億でも、10億でも、100万でも10万でも変わりないのだよ。ただし、1パーセントのリスクを1ユニットと呼ぶと言ったが、その1%のリスクに該当する銘柄があるのかということである。少額で取引する場合、最低の取引単位でもそれをオーバーしてしまうことがある。だから本日の講義のメインテーマは何かというと、マネーマネージメントから逆算して銘柄選びをするということなのだ。各銘柄のATRを計算して、それに最低取引単位を掛けると1日の(およその)最大リスクが計算出来る。それが自分の投資金の1%を超えるようでは貴兄にその銘柄を取引する資格はないということなのだよ。つまり少額投資家と亀ちゃん軍団の違いは少額投資家には取引出来る銘柄が限定されるという違いであって、リスク管理・資金管理の手法には違いはないのだ。
例えば仮に100万円を投資金とする投資家をりす熊さんと名付けよう。りす熊さんの投資金の1%と言ったら1万円。さて1日で1万円以下のリスクの銘柄っていったいなんだろう?
例えばドル円、ATRは現在80銭前後である。ということは1万通貨単位で8千円のリスクということになる。これは1万円以下なので合格だ。厳密に言うと、ちょうど1万円になる銘柄を選ぶべきだが、まあ何も考えずにやるよりはるかに前進であることは間違いない。こういう風に少額投資家は、まず、自分の資金管理にあう銘柄を探さなければならない。そしてその後に取引量を決めるのだ。
昨日の亀ちゃん流資金管理の基本を読み返してごらん。
☆単一の市場では、最大で4ユニット。
これをあてはめると取引量も決まってくる。100万円が投資金のりす熊さんはドル円を最大4ユニット(4万米ドル)までしか取引してはいけない。ところが実際にはそれくらいの投資金しかないのに、何十万米ドルも取引している人がいるだろ?貴兄はそんな取引してないかい?これは破産するために取引をしているようなものなのである。もう一度小生の講義、「破産の確率」を読んでご覧、怖くてそんな取引出来ないはずだ。
ちなみに東工取の人気銘柄、東京ガソリンは現在ATRが1700円前後、こちらの最低売買単位は50キロリットルだから、1日の最大リスクは8万5000円にもなってしまう。恐ろしいね。ということは東京ガソリンを取引していい人は、投資金850万円以上ある人ということになる。りす熊さんには残念ながら東京ガソリンを取引する資格がないのだ。ここら辺、皆さんもうわかるよな?それを現在の東京ガソリンの証拠金が18万だから、りす熊さんクラスの投資家がどんどん参加している。
ちまたのガソリンスタンドのガソリン価格が日々上がっている中で、ガソリンを日本の先物市場で投資している人が何故、利益をとれないか?(実際ほとんどの投資家が失敗している。)不思議でしょうがないだろ?その理由は簡単、資金管理が出来てないからである。今のコモディティ市場など、先高か先安かというトレンド分析は難しくない、しかし、難しいのは資金管理なのである。それなのに、このことを教える外務員が少ない、そういった本が少ない、そういったブログが少ない。というわけでこのブログと出会ったあなた、おめでとう。(笑)
ATRは実は銘柄選びに役立ち、またATRはその銘柄を取引する資格を判断する基準になるのである。このことはカーティス君の本にも書いていない。ついにこのブログはカーティス君の本を超えだした。(笑)解説本が本家の本を超える。こんなことが過去にあったろうか?何から何までこのブログは型破りだ。
続いてリスク管理の話も一気に書こうかと思ったが、すまん、家内が呼んでいる。すぐいかないと怖いので今日はここら辺までにする。どうやら買い物に行けという話らしい、逆らうと、晩飯までレバレッジ制度を導入されかねない。ちょっと自転車でスーパーまでいってくる。
しかし皆さん、奥さんとか、家内とか、色々な呼び方があるが、世の女房族どうしてあんなに強いんだろう?小生など全く歯が立たない。ん?奥さん?家内?おく、かない?なるほど、・・・・・おっかないわけだ。(爆)
お後の準備がよろしいようで。ちゃんちゃん。(爆々)
「タートル流投資の魔術」 その16 資金管理の基本、ユニットとは?
伝説のトレーダー集団
タートル流、投資の魔術
カーティス・フェイス著
徳間書店、1700円
お奨め度、★★★★★
中・上級者向き
FX◎・先物◎・株△
さて、今日は前回の続き。だから、前回を読んでない人はまずそれを読んでから出直してほしい。
阿部三兄弟、じゃないかった、ATR、アベレージ・トゥルー・レンジに関してもう少し詳しく説明したい。ほら、前回のを読まずにここを読んだ人、キミだよキミ、このギャグがわからんだろ?ちゃんと手抜きしないで戻った戻った。(笑)
ほんとブログシステムってのは、直近の記事が一番上にくるから、一番最新のものしか読まないやつがいる。ほんと困ったもんだ。一番直近のものだけ見ても何もわかりゃしないのに、「あ、このブログはただのお笑いブログですね。」などと言いやがる。最初から全部通してきちんと読んでごらんと言いたい。そうすればこのブログ、ただのお笑いブログじゃないくて、奥の深いお笑いブログだとわかるはずだ。そだろ?ん?
前回、ATRのことを平均的な1日の値動きと書いたが、大事なところなのでもう少し詳しく説明する。ATRとは1日の最大値動き(TR)を過去20日間平均したものだ。ん?1日の最大値動きってどうやって計算するんですかって?まだ、昨日のブログを読んでないやつが混じってるな。みんなで取り押さえろ!(笑)
ま、大事なところなので、念を入れてもう一度説明する。昨日の終値と今日の安値の差、昨日の終値と今日の高値の差、今日の高値と今日の安値の差、この3つの数値のうち最大のものをTR(トゥルー・レンジ)と呼ぶ。これが昨日から今日にかけての最大のリスクであり、最大のリターンであることは昨日説明した。このTRを過去20日間平均したものがATRであり、亀ちゃん流リスク管理・資金管理の原点なのだ。
だから、銘柄ごとのATRを知ることがとても大切だ。昨日計算式をお話したから誰でも計算出来るのだが、全ての銘柄を計算するのは大変だ。この大事な指標を公表しているところがないのが寂しい。今、某サイトにお願いして、それを毎日公表するように依頼しているところだ。ご期待あれ。
さて、マネーマネージメントとは、まず第一に自分の投資に使える資金、これを仮にX万円とする。その1%を1日でリスクにさらす単位を1ユニットと呼ぶのだ。だから銘柄ごとに取引量(枚数)が違うし証拠金の額が違うが、そんなことは関係ないのだ。1日に投資資金の1%をリスクにさらす取引量がその銘柄の1ユニットなのだ。ここさえしっかりと押さえれば、後はどの銘柄を取引しようとリスク管理的には関係ないのだ。要は何ユニット取引するかだけ考えればいいことになる。すごいだろ?
これだけ大事な話を、眠らせずに聞かせようと思ったら大変だ。「最近あっちの方の元気が無くてね。」「へえ、たちが悪いね」くらいのギャグを3分に1回は混ぜとかないと誰もついてこれない。(笑)
資金管理の話になると、投資金の何割を証拠金として使い、余裕資金としていくらいくら残しておく、などという話をする人が多いが、いくら証拠金として使うかは関係ない。いくらリスクにさらすかがポイントなのだ。(ここ深いぞ。)もちろんリスクにさらすという言い方をしたが、そのリスク分リターンがあるわけだから、リスクはいいものだ。いいかな、リスクを避けていては投資はなりたたない。リスクはクスリ、ハイリスクな取引は「良薬口に苦し」と思えばいい。だからリスクは大歓迎なのだが、破産してしまっては意味がない。証拠金取引で、取引所や業者が決めた証拠金の目一杯取引をしていたら、あっと言う間に破産してしまう。どんなにエッジのある取引をしていてもだ。資金管理とは、まずはどんなときでも破産しないという前提条件の元に、最大いくらリスクをとれるかを計算することなのである。これをわかっている投資家が少ない。
では亀ちゃん流、資金管理をお教えしよう。
資金の1%を1日でリスクにさらす単位を1ユニットと呼ぶと書いた。ここまでついてきてるな。ということは1ユニットだけ取引していたら、1日で最大利益1%、最大損失1%ということになる。さて、では何ユニット取引するか。これがどれくらいリスクにさらすかという一番大事な点になる。注目!
☆単一の市場では、最大で4ユニット。
☆密接に値動きに相関関係がある市場では最大6ユニット。
☆ゆるやかな相関関係がある市場では最大10ユニット。
☆そして全然関係のない市場だとしても買いなら買いで最大12ユニット、売りなら売りで最大12ユニット。
わっかるかなあああああああ?
つまり最大取引をしたとしたら、買いを全然相互関係のない市場で12ユニット持ち、売りを全然相互関係のない市場で12ユニット持ち、合計24ユニット持てる。するとそれぞれが不運にもすべて裏目に出たとき、最大のリスクは1日で投資金の24%ということになる。しかし市場を分散すること、売りと買いを分散することで、リスクは逆に軽減されるわけだから、実際には最大取引しても1日でさらすリスクの最大値は10%くらいであろう。
もちろん、相場は過去20日の動きよりはるかに大きな動きをすることがときにある。しかし、このタートル流の資金管理であれば、1987年10月に起こり、多数の破産者・自殺者を出した、いわゆるブラックマンデーの暴落でさえ、40%~60%のリスクですんだ。あの下げで破産することがないとしたら、このシステムはどんなときでも有効であると言えよう。是非とも投資家としてはこの資金管理をマスターしなければいけない。
こんな素晴らしい話を、こんなにわかりやすく解説してくれるブログは他にはない。ためになるだろ?と後輩に聞いてみた。そしたら後輩、目を輝かせてこう答えた。「もちろん、ナンバー1です!先輩のブログがダントツで一番ためになります。・・・・・吉本お笑い系ブログの中では。」と。
くそっ。なんてこった!(爆)
「タートル流投資の魔術」 その15 資金管理の基本、アベレージ・トゥルー・レンジ
伝説のトレーダー集団
タートル流、投資の魔術
カーティス・フェイス著
徳間書店、1700円
お奨め度、★★★★★
中・上級者向き
FX◎・先物◎・株△
「トレーディングはボクシングだ。市場はあんたを殴りつけ、打ち倒すためならどんなことでもする。しかし、12ラウンド終了のゴングが鳴り響くとき、リングに立っていなければならない。勝つためには・・・。」
『明日のジョー』の一節ではない。カーティスフェイスの言葉だ。彼の言葉はいつも胸に響く。「立て立つんだジョー。最後に勝つのはジョーお前だ。」セコンドの丹下段平は叫び続けた。途中過程でどんなに打たれててもいい。ポイントを相手に取られててもいい。最終ラウンドのリングにおまえが立ち、相手が消えていれば、そのときはジョー、お前の勝ちだ。リングに立ち続けること、それが・・・・・・・リスク管理だ。
うちの町内に八百屋で阿部徹という男がいる。知ってるか?知らない?うちの町内では知らないやつはいないぞ。のっぽでやせていてキュウリ型、兄と弟がいるが兄の玲治は超デブ、弟の蓮司は超チビと、兄弟でも似ても似つかない。共通しているのは投資好きだということ。投資好きの阿部三兄弟と言えば聞いたことあるだろ?ない?うちの町内では誰でも知ってるぞ。(笑)
その三人、下手の横好きでなかなか利益をあげることが出来なかったが、ある日突然、安定して利益を上げるようになった。何故か?小生のブログをきっかけにこの本を読み、リスク管理、資金管理、を学んだのだ。おっと急に目が輝きだしたね。今日の話はそれくらい大切。それでは講義に入る。
今日はリスクマネージメントの第一歩、ATRの話。それなら知ってる、銀行でお金をおろす機械でしょ?ってそれはATM!
ATRとはアベレージ・トゥルーレンジのこと。言葉を聞いただけで難しいよな。ここら辺、訳者の説明が足りない。多分訳者に聞くと、アベレージ・トゥルーレンジとは、トゥルーレンジのアベレージのこと、などと答えるだろう。ますますわからなくなる。まあ、説明すれば、その銘柄の平均的な1日の値動きということだろうが、ここはちょっと詳しく説明しなければいけない。おっとそこでもうあくびをしだしたやつ、気持ちはわかるがここはしっかりとついてこいよ。
皆さん、1日の値動きってなんのことを言うと思う?リスク管理をするためにはその銘柄が1日でどれくらい動くのかということを知ることはとても大切。しかし、それはどうやって計算するんだろう?
「昨日と今日の終値を比べて」、なんてのはいい加減だ。だって、途中過程で暴騰したり暴落したりしても終値だけを比べたら小動きなんてことはある。だから、本当に正しい1日の値動きは次の3つを見比べなくてはならない。
①まずは「昨日の終値と今日の安値」、これで昨日に比べてどれくらい下がったのかがわかる。
②続いて「昨日の終値と今日の高値」、これで昨日に比べてどれくらい上がったのかがわかる。
③続いて、「今日1日の高値と安値を比べる」、これで今日1日の中でどれくらい動いたかがわかる。
この3つの数字を見比べてその中で最大のものを1日の真の値動き、TR(トゥルーレンジ)と呼ぶのだ。これわかるだろ。これが昨日の終値から今日にかけての最大のリスクでありリターンとなるわけだ。この数字を把握することがとても大切。
そしてアベレージ・トゥルー・レンジとは
ATR=(19×昨日のATR+今日のTR)÷20という式で導き出す。これ難しいけど覚えるように。
まあ、数学が得意な人はすぐわかるだろう。苦手な人は大雑把にTR(1日の真の値動き)の過去20日間の平均値だと思えばいい。
何故これが大切なのか?銘柄ごとに、証拠金も違えば倍率も違う。もちろん値動きも違う。そういった違いがある中でいろんな銘柄を取引しながら、リスク管理・資金管理をしようと思ったら、違う銘柄を同一基準で比較しなければならない。じゃあ、それはどうやってやるのか。これを解決したことがリチャードデニスの素晴らしいところで、小生的にはノーベル賞を与えたいくらいだ。だから、亀ちゃん軍団は、為替もやれば株もやればコモディティもやる。別に銘柄に好き嫌いはない。そして世界中どの市場でもOK、要は儲かるものは何でもやるのである。そんなことが何故出来るのか、ATRという計算法を見つけたからなのだよ。
このATR(1日の平均的値動き)に売買単位(倍率)と取引数量を掛けたら1日の最大の利益・最大の損失が計算出来る。
そしてここからがポイントだ。貴兄の投資に使える金額、これを仮に1千万としよう。まずはその1%を投資単位にするのだ。どの銘柄をやるとしてもである。1千万の1%と言うと10万、その10万が1日で動くという単位を1ユニットと呼ぶのだ。いいかな?挫折しないでついてこいよ。ここクリア出来るか出来ないかで、本物の投資家になれるかなれないかくらいの差があるぞ。
例えば、ドル円で考えてみよう。仮にATRを計算しやすく1円とする。つまり平均すると1日1円動きますよということだ。ATRという難しい言葉に騙されるな、内容はさほど難しくないんだからな。でドル円の取引単位は1万通貨、とすると、1日で10万円の損益とすると10万通貨、取引したときとなる。もし仮に1万通貨が5万円の証拠金の業者だとすると、50万円をドル円に使うのが1ユニットという考え方だ。わかるかな?
例えば、東工取の金で考えてみよう。仮にATRを計算しやすく20円とする。金の取引単位は1000gということは、1枚(1取引単位)で1日2万円の損益。とすると、1日で10万円の損益になるのは5枚取引したとき。金の証拠金が1枚13.5万円とすると、67.5万円というのが1ユニットになる。
ドル円では50万円、金では67.5万円と、証拠金の金額は違うが、1日の値動きで生み出されるリスクとリターンは同じなのである。わかるかなあああああ?
ここからリスク管理・資金管理の計算法が始まる。ここがスタート地点だ。ここまでいいかな?難しくはないのだが、用語のとっつきにくさに騙されるのだ。次回はもう少し、かみ砕いて、この大事なところをさらに説明したい。ここをマスターしさえすれば、皆さんは一流の投資家になれる。どうかしっかりとついてきてほしい。
れいじ、とおる、れんじという阿部三兄弟の話をしたが、この三人、それぞれ全然違うタイプでありながら、お互いバランスをとって仲良く暮らしている。人生も相場も、そこら辺のバランス計算がとても大切なのだ。
さて今日は非常にためになる、アベレージ・トオル・レンジの話だった。参考になったかな? (爆)
「タートル流投資の魔術」 その14 ルールを守れるか?
伝説のトレーダー集団
タートル流、投資の魔術
カーティス・フェイス著
徳間書店、1700円
お奨め度、★★★★★
中・上級者向き
FX◎・先物◎・株△
皆さん、ご無沙汰してすまない。忙しかったのである。
何に忙しかったかって?そりゃ、この年になると疲れやすくなる。疲れは万病の元だ。そこで、休んだり、休養したり、ぼけーっとしたり、昼寝したりと、色々と忙しいのである。
その間にもうこの亀ちゃんの話はおしまいにして、他の本の解説に移ろうか、それともさらにこの亀ちゃん流投資術を極めようか、それともそれともこのままずーとぼけーっとしとこうかと、色々と迷っていたのだ。「エッジのある取引をする」というこの本のエッセンスをお伝えすれば投資家には十分役立ったはず。百万人の投資家がこのブログを読んで感動して泣いたという話は小生に伝わっている。(嘘)これから先は実は専門的な話に移り、レベルは一気に三段階くらい上がっちゃうのだ。するといくら小生が天才的解説でかみ砕いても理解出来る読者は三割くらいに減ってしまう。その三割のために極めるか、それとも・・・・と悩みはつきないのある。そこで休養が必要なのだ。(笑)
ところがその迷っている間に大変なことが起こってしまった。このブログがとある証券会社の社長の目にとまり、絶賛されてしまったのだ。「ユーモア溢れる筆致のなかに、投資の本質が見え隠れし、うんぬんかんぬん」などとコメントまでいただいてしまった。うそじゃない、やらせじゃない、お世辞でもなんでもない、つまり大社長、小生のフアンになっちゃったのだよ。えへん。
諸君、見る人が見ればわかるのだ。達人のことは達人しかわからない。
ということで調子に乗って、さらに亀ちゃん物語を続けることにした。いよいよ物語りは佳境、亀に連れられて竜宮城へいくという下りに入る。(ん?)
何の話じゃい!とつっこむな。竜宮城とは市場のことだ。タートルズに連れられて我々はいよいよ市場に出向く、タイやヒラメや乙姫様というのは市場のお宝、リターンのことを指す。利益を上げれば、ご馳走食って美女に取り囲まれてと、誰でも思うはず。浦島太郎伝説が、トレードの極意を寓話にしたものだということは、タートルズ関係者なら誰でも知っている。(嘘)そして、浦島太郎物語がトレーダーに何を伝えたかったか。わかるかな?この物語でも竹取物語でもそうだが、人間はほんとにルールを守れない。開けるなと言われれば開けるし、見るなと言えば見るのだ。「最後まで約束を守り通しましたとさ。」などというおとぎ話はないのである。いにしえの物語は本当に奥が深い、市場における人間のおろかさを実に見事に表現している。
リチャードデニスがタートルズに教え、その代表であるカーティスフェイスが我々に教えようとしたことも本質は同じ、どんなときでもルールに従えるのか?ということなのだ。セオリーは単純、しかし、それに従うということは実はとても難しいことなのだ。特に相場が逆方向にいったりしてるときにはね。
リチャードデニスはある時、新聞のインタビューにこう語った。「いくらインタビューなどしても無駄だね。オラいつだってずっとトレードの手法を公開してきたんだぜ。しかし、それを読んだやつらは、それがあまりにシンプルすぎてかえって誰も実践しなかった。ほとんどの投資家が『あいつにはもっとすごい極意があるはず。それを隠してやがる』と思っている。しかし、そんなものはねぇ。あるのはこのシンプルなルールをどんなときでも守るってことだけだ。しかし、それが実は・・・・・一番難しいんだぜ。」と。わっかるかなああ?これまた達人の言葉だ。
そしでいよいよ次回からリスク管理・資金管理の話に移る。今から言っとくが、ATRとかトゥルーレンジとか難しいぞ。しかし、今まで体系的に資金管理・リスク管理に関して語られたブログがあったろうか。
ということで次回からはさらに高度になって、トレードの本質とトレーダーの心理を解き明かすこのブログ。いよいよ感動の第二部のスタートを前に改めて百万読者に念を押しておく。
全てのトレーダーよ、次回からのこのブログ、ぜっっっったいに・・・・・・読むなよ!(爆)
「タートル流投資の魔術」 その13 中級と上級の違い
伝説のトレーダー集団
タートル流、投資の魔術
カーティス・フェイス著
徳間書店、1700円
お奨め度、★★★★★
中・上級者向き
FX◎・先物◎・株△
『正しい人間がよい取引をするわけではない。正しく取引すれば、それがよい取引になる。成功したければ、長期的展望に立ってものごとを考え、個々の取引の結果は無視することだ。』
時にトレードを極めた人間の発言は哲学的であり、神がかっている。この本でカーティス・フェイスはいくつもの名言を吐いている。それはまるで賛美歌のなかのフレーズのようだ。
皆さん、本日は何かこのブログ、ちょと雰囲気の違いを感じないかい?本日よりこのブログは格調高く書いていきたい。今までのようにギャグやお笑いがちりばめられたブログから脱却し、真のトレードの聖書として永遠に語り継がれる聖典を作るのだ。小生にはそれだけのものが書ける力量が実はある。が、それ以上にお笑いの才能があるので、その力量が目立たないのだ。多才ということも決して喜ばしいことばかりではない。才能がない人が心からうらやましい。いやほんと、自慢じゃないって。
さて、今日小生は、カソリックの教会でパイプオルガンを聞きながら、このブログを書いている。(嘘;;;)読者の皆さんも今日は、是非とも身を清めて読んでほしいぞ。
さて本題。小生は相場というハイリスクな世界をずっと見てきた。初心者は一部のビギナーズラックを除いてほとんどが損をする。そのビギナーズラックもいつまでも続かずにたちまちこてんぱんにやられる。
そして、それにめげなかったものが、研究し、いくつかのセオリーを発見し、次第に勝率を高めていく。勝ち方がわかり利益もそれなりに上がり出す。すると、当然自信が生じる。ようやく俺もマーケットというものがわかりだしたと。そしてさらにのめり込む。ところがだ。ある日突然、今まで自分が作り上げていたセオリーとは相容れない相場が登場する。そこでこんなはずはないとムキになる。ところが相場はムキになればなるほど逆行し、今までの利益はもちろんのこと、全財産をたちまちはき出してしまう。そしてジエンド。お祭りのたこ焼き屋には「俺は昔、大物相場師だったんだぜ」という男があふれている。これが中級者の末路だ。
「どうしたら相場で勝つことが出来ますか?」と素人が小生によく聞く。小生はすかさず答える。簡単なことだよと。
「簡単なことだよ。・・・・すぐに相場をやめることだ。」
「え?僕は相場で勝つ方法を聞いているんです。やめたくないんです。」
「それを教えているんだが。」
「どういう意味ですか?」
「きみが相場にのめり込む、すると時にン千万、あるいはもっと損をするかもしれない。ところが相場を今すぐやめれば、それだけの損が出なくてすむ。ということは、ン千万、それ以上の利益ということがわからないかね?それが一番確実な相場で利益を上げる方法なんだが・・・。」
この話、正論中の正論で、相場の極意中の極意なのに、今まで誰も「さすがですね」とは言ってくれない。(汗;)まだまだみんな浅いのである。相場において上級者になれる者は一握りもいない。では中級者と上級者の違いは何か?
中級者は毎回勝とうと思って取引をし、その結果、小さな利益で多く勝ち、一度のマイナスで全てを失ってしまう。それが中級者だ。
上級者は最終的に勝とうと思って取引をし、その結果、小さな損を山ほど出し、そして、一度の利益で、今までの損を全部取り返した上に大きな利益をあげるのだ。カーティスの言葉を借りて言えば、「損失は、最終的に利益をあげるための、必要経費」なのだ。わかるかな?
小さく数多く負けよ。しかも平然と。
相場が逆方向に行ったらすぐ損切れ。将来また上がりそうでもためらわずに損切れ。相場が利が乗ったら、絶対利食うな。そのうち利がはげて損に変わったらすぐ損切れ。あの時切っていたら利益だったのになあなどと言うやつはみんな負け組。平然と損切れ。そうやって山のような損切りをした後に、気がつけば、とことん利益が乗っている玉が育つ。
実はこれ、中級トレーダーの全く逆のトレード手法なのである。山のような損切りに平然とすることが出来るか?それがタートルズになれるかなれないかの境目である。
「タートル流投資の魔術」 その12 トレンド・ポートフォリオ・フィルター
伝説のトレーダー集団
タートル流、投資の魔術
カーティス・フェイス著
徳間書店、1700円
お奨め度、★★★★★
中・上級者向き
FX◎・先物◎・株△
さて、今日は前回の続き、トレンド・ポートフォリオ・フィルターの話。こういう横文字を中心に話すと格調の高いブログになるのだが、それは小生のポリシーに反する(笑)。小生も「トレンドがポートフォリオしちゃって、フィルターしちゃったら、それがドンチャンシステムのタートルズだ。」なんて解説をしてたら、すごいアナリストだ、という評判がつくのだが、誰にでもわかるように説明するのがプロだと思っているので、未だに小次郎講師と言えばただのスケベな酔っぱらいとしか思われていない。残念だ。(汗;)
言っとくが、小生はただのスケベな酔っぱらいではないぞ。スーパースケベな酔っぱらいだ。エヘン。(書かなきゃよかった。w)
相場の見通しを語るとき、大切なのはそれが短期の話なのか中期なのか長期なのかということをよおく確認するってことだ。
例えば短期では下げ相場でも中期では上げ相場ということはよくある。で、長期はやっぱり下げ相場というようなひねくれ相場もある。こういうとき、売りから入るのか買いから入るのか難しい。中期のトレンドを信じて買いから入ったらあっという間に追証になるし、短期の流れに乗ろうと売りから入ったら、ちょっと儲かったと思った瞬間に利食う暇もなく損してしまう。
ということは、やはり中期トレンドが上昇なら、今、仮に短期に下降トレンドが発生しているとしてもそれは見送り、短期が上昇トレンドに転じた時に買うべきだろう。中期トレンドで売買するときも同じ。やはり長期のトレンドに沿った方向で売買すべき。つまり長期が上昇なら、中期で仕掛けるのは中期が上昇トレンドになったときだけ、下降トレンドがはっきり見えても、見送るか、すぐに手じまう心がけで仕掛けるしかない。もし長期も中期も上昇だが、短期的には下降というような相場だったら、ワンテンポ仕込みを遅らせて買うか、あるいはあえて今買うなら、ある程度資金的に余裕を持って仕掛けるということが必要だ。
これがフィルターなのだ。50日の移動平均が300日の移動平均より高いときというのは中・長期トレンドが上昇トレンドであるという状態、そのときにも短期的には売りのトレンドも出る。しかし、中・長期が上昇トレンドの中で売りトレンドがとれるのかということを考えればすぐわかるはず。
トレードにおいて、トレンドフォローは王道だが、だが、トレンドフォローには決定的な欠陥がある。皆さんおわかりかな?いや誰でもわかるはず。トレンドフォローはトレンドが発生してから仕掛ける、念には念を入れれば入れるほど、仕掛けが遅くなるのである。これがトレンドフォローが王道でありながら、なかなか実践しづらい大ウイークポイントなのだ。逆に仕掛けを早くすれば騙しに会う率がぐっと上昇するし、だから、仕掛けはどうしても遅くなる。この仕掛けが遅いという欠点をどうやってカバーするのかがトレンドフォロー流投資術の一番の課題なのだ。わかるかな?
時間がないので答えを言えば、その欠点を補えるのは唯一、長続きするトレンドで仕掛けるということだ。当たり前田のクラッカーだ。(ふ、古い。w)だとしたら、中・長期が上昇のときしか、短期も買えない。中・長期が下落なら、短期の買いシグナルは見送らなくはならない。
このフィルターがトレンド・ポートフォリオ・フィルター。言葉は難しいが、説明すれば簡単。今日の説明は大半の人が、小学生でもわかるじゃんと言うと思う。しかし、「50日の移動平均が300日の移動平均より高いときは○○○は見送る」などという手法のみをうのみにしていては大成しない。意味をわかってこそ、その手法をトレードに生かすことが出来るのだ。
キャバクラで、初めての店に行くと「どんな子がいいですか?」とボーイに聞かれる。そこで、「かわいくて胸の大きな子、キボンヌ」などと言うと、時々、信じられない年増が出てくることがある。一度池袋でひどい目にあって文句を言ったら、「ここ豊島区なんで」とマネージャーに開き直られた。としまが違うだろ!
こういう時、「ただし25歳以上はお断り」と付け加えるのがのがトレンド・ポートフォリオ・フィルターなのだ。ここまで言うとわかりやすいだろ?ん?その話で、かえってわからなくなったって?(汗;;;;)
そっか、それじゃあしょうがない。これは実際にキャバクラに行って説明するしかないな。池袋の東口に、いい店があるから一緒に行かないか?もちろん授業料として貴兄のおごりで(爆)
「タートル流投資の魔術」 その11 ドンチャン騒ぎ
伝説のトレーダー集団
タートル流、投資の魔術
カーティス・フェイス著
徳間書店、1700円
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さて、勝利のための基本的な考え方は「エッジのある取引」でわかったはず。しかし、具体的戦略が知りたいのが貴兄たちの本音のはず。オリンピックや綱引きの話はもういい。亀山社中が(タートルズが)具体的にどうやって儲けたのか。その具体的戦略を知って大金を手にしてどんちゃん騒ぎをしたいってのが、貴兄達のいつわらざる本音じゃないのか?鼻の下伸びてるぞ。(笑)
そこで、今日はドンチャンシステムを紹介する。いやしゃれじゃないって。ドンチャンシステムと言うと、赤羽のキャバクラの花びら回転システムを思い浮かべたのは誰だい?小生だよ。(にしおかすみこ調で)
などと冗談を言う時間はない。(笑)
ドンチャンシステムとは・・・・20万ドルを10年で2700万ドルにして有名になった男リチャード・ドンチャンの作った投資システムのことだ。ああ、あの女たらしの・・・って、そりゃあーた、ドンファン!ちょとちがいまんがな。(爆)
そのドンちゃんの(一体だれや?)作ったのが、トレンドフォローで有名な「ブレイクアウト」手法だ。昨日話したとおり、相場が過去X日の最高値を更新したら買い、最安値を更新したら売るというわかりやすいシステム。この更新することをかっこをつけて「ブレイクアウトした」などと言うのだ。ちなみに最近小生の体重はブレイクアウトし続けている。まさにトレンドフォローだ。誰か買ってくれ。グラム100円でいいぞ。(爆)
さて、具体的な話になるから、ちゃんとメモ、プリーズ。
システム1が、20日ブレイクアウト、システム2が60日ブレイクアウトだ。中期のトレードの場合はシステム1で売買し、長期のトレードの場合はシステム2を指標とする。
さて、システム1に関して説明しよう。精度を高めるためにフィルターをプラスする。ここ超、超、超、超、超大事。「過去50日の移動平均が300日の移動平均より高いときのみ買い、過去50日の移動平均が300日の移動平均より低い場合のみ売る」ということ。このフィルターをトレンド・ポートフォリオ・フィルターという。おお、ようやく相場の解説ブログらしくなってきたぞ(笑)。この間とあるサイトのブログランキングを見てたら、当ブログが、吉本お笑い系のカテゴリーに入れられててショックだった(笑)。レベルの高い本格投資ブログだから、勘違いのないように。(汗;;;;)
さてさて、もう少し、ここら辺詳しく説明したいところだが、今やGWだ。平日はいくら夜更かししてもいいんだが、やはり休日前は早く寝ないと、明日の遊びに差し支える。(笑)ということで、申し訳ない、また後日だ。
ところで皆さん、GWで少しでも時間があるなら、このブログの感想をコメント欄でお待ちしている。どんぞ、よろぴく。(これでン十歳。あなはずかし。)
「タートル流投資の魔術」 その10 エッジのある取引 後編
伝説のトレーダー集団
タートル流、投資の魔術
カーティス・フェイス著
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いよいよ北京オリンピックが近づいているが、聖火リレーの日本でのトップランナーは星野監督だそうだ。北京オリンピックは野球がオリンピック競技として開催される最後の大会だそうだ。非常に残念だが、優勝すればその優勝はもう二度と破られないということにもなる(笑)。是非頑張って欲しいぞ。
ところで、皆さんは昔オリンピックで綱引きが正式競技だったことをご存じだろうか?
1920年のアントワープ大会まで正式種目だったそうだ。しかも花形競技だったそうだ(笑)。
先日、アフリカのとある地方で綱引きが行われているのを見た。その綱引き大会はすごいぞ。なんせ、勝敗が決まるのは真ん中のラインから200メートルくらい先にある。勝負がつくのも1時間くらいかかる。最初中央で双方が綱引きをしている。どちらかが優勢になって一方に大きく動く。普通の綱引きはここで勝負あっただが、そこの綱引きは違うのである。負けていた方も綱にすがりつき、もういちど体勢を立て直す。するとまた熾烈な戦いが始まるのである。そこで、今度は違う方が勝つということもある。最後にどちらが勝つかは、本当に最後の最後までわからないのだ。
ということで、今日はためになるオリンピックの豆知識をお伝えした。本当にこのブログは勉強になる(笑)。ではでは、まただ。
え?何?なんか文句ある?
引っ張るのもいい加減にしろ?「エッジのある取引」の話はどうなった?綱引き話で引っ張りましたなんて、しゃれにもならんぞって、あーた、面白い。(笑)
誤解のないように、小生、ごまかすつもりも引っ張るつもりもない。お約束どおりトレードにおいて「エッジのある取引」とは何かを皆さんにお話したのだよ。ん?伝わらなかったかな?
タートルズは予想はしない。「予想はよそう」が合い言葉だという話は前回した。予想をしないで、どうやって勝つのか。それは『エッジ(優位性)』のある取引をし続けることにより勝てるのだよと、ここまでは皆さんに説明ずみ。まあ、皆さんあせらないあせらない(笑)。あ、石投げないで。きちんと説明するから。
で、トレードにおいて優位性のある取引とは?
まさにその代表選手がトレンドフォローにおけるブレイクアウトなのだよ。トレンドフォローとは流れにつくこと、上昇基調の中で買い、下降基調の中で売るというオーソドックスなもの。では、どうやってトレンドを発見するかというと、過去○日の最高値を更新したら、上昇トレンド発生と判断し買い、過去○日の最安値を更新したら、下降トレンド発生と判断し売るのだ。もちろん、それが全て正しいわけではない。だましのこともよくある。しかし、それにも関わらず、そういうタイミングで売買していると、当たる確率の方が多いのである。そのことをエッジのある取引と言うのだ。
市場は売り手と買い手が綱引きをしている。どちらが勝つかはプレイ前にはわからない。いいかな、それを予想しようとするから失敗するんじゃぞ。しかし、どちらかの体勢が崩れれば、崩れた方はその後しばらくの間、相手方にひきづられるのだ。しかし、しばらくすると崩れた方も体勢を持ち直す、するとまたそこで均衡状態が続く。だからその後どちらが勝つかはその時点でもまだまだわからない。しかし、またどちらかが体勢を崩す。すると相手方に引きづられるのである。
だとしたら、体勢が崩れた時に、その相手に賭ければ、しばらくは勝てるということがわかるだろう。これがトレードにおける「エッジのある取引」なのだ。よろしいかな?
「タートル流投資の魔術」 その9 エッジのある取引 中編
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さあ、宿題は出来たかな?そこの山田君、ちょっと答えてご覧?ん?何言っているかわからんぞ。座布団運んでるだけでお金もらって、楽しすぎじゃないか?え?その山田君じゃない。あ、失礼。(爆)
ん?ちょっと話をそらすぞ。「楽しすぎ」ここ、皆さんどう読んだ?小生は「ラクしすぎ」という意味で「楽しすぎ」と書いた。ところが、「たのしすぎ」も「楽しすぎ」だよな。ほんと日本語は難しい。さあ、今日も正しい日本語を一緒に勉強しよう。ありゃ。何の話だったっけ?(笑)
あ、昨日の続きだった。「トレードにおいて、エッジのある取引とは一体どういう状態を言うのか?」これこれ。(笑)これがわからなければ、エッジのある取引など出来ないし、エッジのある取引が出来ないということはいつまでたっても運任せ、神頼みのトレードしか出来ない。それでは勝ち残っていけないのだ。
ちなみにエッジとは優位性のこと、昨日のブログで復習よろ。
もし、何も考えずにトレードをしたとしたら、所詮この取引は売りか買いかしかないのだから、儲かるか損するかはヒフティヒフティ。と思ったらあーた大間違い。そこには手数料がある。つまり長く取引すればするほど、手数料分だけ損するというのが大数の法則なのだ。
ということはこの取引で勝ち組になるにはそれぞれの取引で手数料分以上にプラスになる確率の時だけトレードをする必要がある。ここの表現が微妙で難しいから気をつけろ。小生は「その取引で手数料分以上にプラスになる時だけトレードをする」と言っているんじゃない。そんなことはやってみなければわからないんだからな。小生が言っているのは「その取引で手数料分以上にプラスになる確率の時だけトレードをする」と言ってるのだ。この違いがわかるかな?
もう少し詳しく説明する。
例えばサイコロで1から4までがひとつのグループ、5と6がもうひとつのグループとする。で、どちらかのグループに賭ける。そのグループの目が出たら、掛け金が倍になり、はずれたら掛け金は没収とする。そういうゲームがあったら、貴兄はどっちゃに賭ける?「そりゃ、1から4までのグループに決まってまんがな。」と貴兄は答えるだろう。当たり前、そのグループに賭け続けていけば、少々ショバ代を払ったとしても勝ち組になれる、ということは誰でもわかるはず。
しかし、(ここ重要だぞ!)その賭けでも常に勝てるわけではない。5が出ることもあれば、6が出ることもある。だから1回1回のゲームで勝つか負けるかはわからないんだけれど、そういうゲームを続けていけば最終的には大数の法則で勝ち組になれる。このことは理解出来るよな?つまり我々もそういうトレードを意識的にしなくてはいけないのだ。ここポイント、試験に出るぞ。小生が出す。(笑)
でも多分、しつこい性格の貴兄はこう聞きたいはず。「そないな局面がトレードの中にほんまにありまんの?」「ほんでまたその局面をどないして見抜きまんの?」と。ほんとにしつこいね。
それがね、あるのじゃよ。だからタートルズは成功したのじゃよ。ではそれはどんな局面なのか?
ちょっともったいをつけるので、今日はここまで。 テレビドラマでも雑誌の漫画でもいいところになると必ず次回に続くのだよ。
文句があったら、・・・・・・橋田壽賀子に言ってくれ。(爆)
「タートル流投資の魔術」 その8 エッジのある取引、前編
伝説のトレーダー集団
タートル流、投資の魔術
カーティス・フェイス著
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さて、毎回毎回、核心だと言ってきたが、核心中の核心が今回お話する「エッジのある取引」という考え方だ。では、「エッジのある取引」とは何か?聞いたことがあるかな?
歌舞伎町で女の子が「遊んでいかない?」というのは「エッチのある取引」、似ているが全然違うので勘違いしないように。あ、勘違いしたのは小生だけ?すまぬ(笑)難しい話にいかに読者を飽きさせないか、色々気を使っているのだよ。あ、余計?こりゃまた、しっつれいしますた。(爆)
さて、エッジとは何か?「優位性」と訳す。
タートルズはどうやって常勝軍団を築いたか?それはエッジのある取引をし続けたからだ。なるほど、なるほど・・・・って!?そもそもエッジのある取引って一体なんだ?皆さんは今まで、このエッジのある取引というのを意識しながらトレードをしていただろうか?
例えば、ルーレット。これをやる人の気がしれない。ルーレットの目は1から36までに0、00を合わせて38個ある。で、どれかに賭けて当たると36倍になって返ってくる。おわかりだろう。38回プレイして、ルーレットの目が均等に出たとしても、自分の手元に返ってくるのは36個だけ。やればやるほど確実に損になっていくゲームなのだ。
競馬も同様、競馬はまず25%がJRAに取られる。残りの75%を当てた人で分けるのである。ということは長く競馬をやればやるほど、大数の法則で25%の損に集約されていく。競馬で利益を上げ続けるのは(当たり前だが・・・)困難なのだ。
しかし、競馬フアンはこう答えるだろう。そりゃ何の考えもなく当てずっぽで賭けるなら25%損するだろう。しかし、俺たちゃ分析してどの馬が一番勝つ可能性が高いかを研究しつくしてるんだ。だから勝てるんだよと。
なるほど、一見この話は正しそうに見える。当てずっぽでやってるから25%の損、分析すればその損が減り、プラスに転ずるかも。しかし、これも若干間違っている。どこが間違っているか?どの馬が勝つかを予想して賭けてはいけないのだ。え?じゃあ、負ける馬に賭けるのかよ?と結論を急いではいけない(笑)。正しい答えはその馬が勝つ可能性とオッズとを見比べてそれをかけあわせたものが1を超える馬券を買うのだ。勝つ可能性×オッズ≧1、こういう馬券のみ買い続ける。これが勝利の方程式だ。
例えば、武豊が騎手をしている1番人気の馬、勝つ可能性が50%だとする。そしておのオッズが1.5倍とする。この計算は0.5×1.5=0.75となり、エッジ(優位性)のない取引となってしまう。50%の勝つ可能性ってほんとはすんごいんだけど、賭けてはいけないのだ。
ルーレットで話すともっとわかりやすいか?
ルーレットで赤に賭けるのと「1」の目に賭けるのでは圧倒的に赤の目の方が当たる確率は多い。しかし、では赤の目にかけ続けた場合と、1にかけ続けた場合ではどちらが勝てる可能性が多いかというと、長期的にはどちらも勝てない。当たり前だが、どちらも38分の36になっていくのだ。
だから、、、、何が言いたいかというと、勝つ可能性が多い馬を買えばいいってもんじゃないってこと。それは単にルーレットで赤に賭けてることにすぎない。だから、例えば4番人気だとしても、その馬が勝つ可能性10%、オッズ12倍であれば、むしろその馬こそ買わなければならない。(0.1×12=1.2)わかるかな?
ただし、ここで言う「勝つ可能性」と、いわゆる過去のレースの「勝率」とは違うので、次のレースでの勝つ可能性を数字で正しく出せないことと、オッズというのは締め切ってみないと正確にはわからないので、この計算は簡単には出来ない。ということで競馬ではエッジのある取引はしづらい。残念だけどね。いや競馬は難しい(爆)
このエッジのある取引、実に大事なので、この項、明日に続く。ということで宿題だ。「トレードでエッジのある取引とはどういう状態か?」明日まで考えておくように。
それがわからない方々は、当分・・・・・エッチ禁止だ!よろしいかな? (爆)
「タートル流投資の魔術」 その7 破産の確率!
伝説のトレーダー集団
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カーティス・フェイス著
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さて、いよいよタートルズがどういう授業を受けたかという話に入る。高卒の、しかもトレード経験のない青年がわずか2週間研修を受けただけで、なんとたった4年で3000万ドル(約30億)稼いだというおとぎ話のような話なのだ。
それをカーティスは1700円で読者に紹介をしようと本を書き、それを小生はただで皆さんにお教えしようとしているのである。エヘン。あ、徳間書店の人、石投げないで。皆さん、このブログを見て興味を持ったら本買ってあげてくだされ。カーティス様はお金持ちだからいいけど、徳間書店の人は本売れないと困るからね。(爆)
さて、いきなり結論から書く。カーティス青年が亀ちゃん軍団の研修で教わったことは煎じ詰めればたった4つ。「優位性のある取引」「リスク管理」「首尾一貫性」「シンプルさ」だ。なあんだ、そんなことかと思った方は以後は読まなくて結構。サヨナラ。この簡単なことが実は奥が深いのだ。どれくらい深いかというと、まあ、仲間由紀恵主演の映画「大奥」の奥の奥くらい深いのだ。(なんのこっちゃ!?)
さて、授業開始。
2週間の虎の穴ならぬ亀の穴の特訓、それはまず「ゲーム理論」と「確率論」から始まった。当たり前のことだが、リチャード先生も、ウイリアム先生も勘や運には頼ったりはしない。 実験と調査、特にコンピューター分析により、勝てるプログラムを作り出していっているのだ。
さて、今日は講座のひとつ「破産の確率」についてお話する。皆さんは確率論を勉強すると必ず出てくる「破産の確率」を勉強されただろうか?、
まあ、はっきり言って、「破産の確率」を知らずして投資なんかすんじゃねえという代物である。特に持ち金と1回の投資金の関係をよく研究しなければいけない。これはいつも小生が急所塾で教えている、「レバレッジの管理」ということにもつながるのだが・・・。
簡単な例をお話しよう。小生と丁半博打をしよう。小生がさいころを振る。貴兄が丁か半に賭ける。はずれたら掛け金はもちろんいただくが、当たったら掛け金をなんと3倍にしてお返しする。どうだいこの賭け、小生とするかい?
はい!はい!はい!おお、多数の方の手が上がったのが見えるぞ。それもそのはず、これはめちゃめちゃいい賭けだ。確率は丁半50%、千円賭けて無くなるか3千円になって返ってくるか。これはやればやるほど確実に儲かりそうだぞ。
ただし、当然ちょと条件をつけさせていただく、なあにそんなに難しい条件ではない、心配すんな。貴兄は常に持ち金全額を賭けること。それだけだ。こんな率のいい賭けなんだからまあそれくらい勝負する価値があるだろう。まあ、貴兄に思いっきり稼がしてやろうという思いやり企画だ。小生のバックには銀行がついている、何せ使っている携帯がソフトバンクだからな。(笑)安心していいぞ。貴兄がいくら勝とうといくらでもお支払いする。なんて太っ腹な。さあ、こんなうまい話二度とないかもしれない。さあさあ、どーんと挑戦して来なさい。
あら、ずいぶん上がった手が下がったねえ。まだ上げているのは・・・あ、スザンヌとつるの剛と香田晋だけか。(笑)
そりゃそうだ。全額賭けたら一度でもはずれると破産してしまう。10回賭けをして生き残っていく確率はなんと約0.1%。ということは99.9%の破産確率なのである。な、破産確率を勉強せずに投資をするのは無謀だとわかるだろ?
ただ、破産確率の計算の仕方はちょと難しい。それを覚えろとは小生は言わない。ここら辺がカーティス君より小生の方が親切なところ、こちらに破産確率の計算ソフトをダウンロード出来るサイトがあるので、それを見ればいいのだ。
http://www.geocities.jp/y_infty/management/soft_dl.html
ちなみにこのソフトを使って上記の賭けのケースの破産確率を計算してみよう。まずこういう想定をしてみる。
「持ち金は200万、仮に1回に100万ずつ賭けていくとすると破産する確率はどれくらいか?」
上記のソフトで計算すると、なんと24%~38%という答えが出てくる。なんと、4人に1人、あるいは3人に1人はこの極めて有利な賭けでも破産してしまうのである。
今度は持ち金は同じく200万として、1回に50万ずつ賭けることにしよう。すると破産する確率は9%~15%に下がる。そして、1回を10万ずつとすると突然、破産確率は0.004%~0.007%に下がるのである。これなら本当にいい投資だ。
つまり、・・・・・・投資においては単にその予測が当たる確率や、当たった時の利益とはずれた時の損失を比較するだけでは駄目なのだ。ここ、肝(きも)だからすぐノートにメモするように。(笑)もうひとつ大事な要素として、自分自身の投資に使える資金と、1回当たりの投入資金の関係が勝利を左右する大事なポイントになるのである。
ほとんどの投資家がこの点を十分に考えていない。そして破産するために・・・・・トレードをしているのだよ。あなおそろし。
「タートル流投資の魔術」 その6 予想はよそう!
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恐るべきことに気がついた。この本の解説をその5まで終わって、ようやく37ページ分終了したにすぎない。このペースで解説していったら、321ページのこの本全体を解説するのに、いったい何ヶ月かかるんだろう?ひょっとしたらこの先さらに熱が入って、解説の方が実際の本より長くなっちゃったりするかもしれない。(笑)そしたらカーティスの本が小生のブログの要約書なんて言われるかもしれない。(笑)ま、それもいいいか。(爆)
ま、ちょっとテンポアップだ。
さて、トレードには大きく4種類あるとカーティスはのたまう。取引期間が短い順に言うと、「ディトレード」、「スイングトレード」、そして「トレンドフォロー」と「カウンタートレンド」だ。
ここら辺、皆さんにはあったりまえの話になるだろうが、まあ再確認させてくれ。
ディトレードとは1日で終了する取引、スイングトレードとは短期の取引のこと、まあ数日の取引と思えばいい。それ以上の期間、取引するのは中長期の取引となるわけだが、その中にトレンドに乗って売買するトレンドフォロー(順張り)と、トレンドの逆に売買するカウンタートレンド(逆張り)がある。
仮に今、相場が上昇しているとする、そのとき貴兄は買うのか売るのか?
皆さん、ここに相場をやる人の永久のテーマがある。上昇しているからには何か良い材料があるんだろうから、今後もその流れが続くと読めば買いだ。上昇しているということはすでにその分高値になっているということ、ということはその後に反動が出てくるはずと読めば売りだ。同じ状態から、二つの全く違う結論が出てくる。ここが相場のポイントなのだ。
さて、それにあわせて市場の状態も4つあるとカーティス君はおっしゃる。
1、横ばい状態、変動も少ない。・・・全くの模様眺め相場だ。
2、横ばい状態、しかし、変動は大きい。・・・いわゆるボックス相場のことだな。
3、トレンドが出ている。しかし変動は少ない。・・・相場が若いときや勢いがあるときに多い。一方的な展開となる。
4、トレンドが出ている。しかし変動は大きい。・・・トレンドの最後の方になると、利食いも出るし、高値警戒も出る。トレンドがあるとしても変動は大きくなるのだ。
で、皆さんおわかりだと思うが、3のトレンドが出ているが変動は少ないなんていうときは、トレンドフォローの稼ぎ時である。がんがんいくしかない。2の横ばい状態で変動が大きいというときは高くなったら売り、安くなったら買えばいい。まさにカウンタートレンドのためにあるような相場つきだ。
スイングトレードはどんな展開でも相場が動いていないととれない。
このように市場の状態によって、トレードの仕方が変わるのである。よろしいかな?タートルズの戦略をを単純にトレンドフォローと決めつけてはいけないぞ。
そして、ここが一番大切なことだが、ずーとるびは、あ、違ったタートルズは、(ここで笑った人、年寄りです。はい。)決して、けーーーーっして、今後値段がどう動くかを予想しない。「予想はよそう」これがタートルズの合い言葉だ。(ここ笑うとこ。いいかな?w)とある日本のアナリストは「よそうは、うそよ」とまで言い切った。(笑)
予想はしない。では何をするのか?今、市場がどういう状態にあるのかということを探すのである。そして、その状態にあったトレード手法で取引をするのである。今日も深い、深い、深すぎる。
「タートル流投資の魔術」 その5 アンカリングとは?
伝説のトレーダー集団
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さて、3回にわたってお話してきた「認知のゆがみ」も今日が最終回。前2回を復習しながら読んでくれるとうれしい。
【係留(アンカリング)】
訳者にもの申す、ちょっとこの本、訳が難しすぎるぞ。投資の本だと思って難しい言葉使っとけばかっこいいと思ってるんじゃないか?難しい内容を平易に説明するのがプロだ。小生のように。(ちょとかっこつけますた。お許しあれ;;;)
さて、本題のアンカリング、これは奥が深いぞ。
人は何故現在の値段を高いとか安いとか感じるのか?それは過去に安値があったから、また過去に高値があったから、その値段と比較しちゃうのだ。
しかし、皆さんここ大事な話だから、よおく聞いておくれよ。今現在の値段は今現在の全ての状況を考慮に入れた妥当な値段。ということはここから値段が上がるか下がるかは、基本的にヒフティヒフティなのだ。それがどちらかに動いていくのは、その後の色々な状況変化によるものである。
それを人は、過去の安すぎた値段(例えば過去原油が1バレル10ドル~20ドルだったこと)にこだわりすぎて、現在の値段(1バレル100ドルを超えてしまったこと)をとんでもない高値だと思う。ということはいつか下がるだろうということが潜在意識に入ってしまう。そこで・・・間違ってしまうのだ。
小生のコラムの中でこういう例を書いた。ルーレットの赤黒で赤が6回出た後に、黒が出る確率は?と。わかるかな?
ちなみに「赤が6回続いてその後黒が出る」という確率は128分の1なのだが、小生が聞いているのはそういうことではない。赤が6回出た後に、「その次に赤が出るか黒が出るか」、その確率は?というもの。ま、当たり前だが答えは2分の1だ。小学生でもわかる。しかし、この小学生でもわかることを勘違いして赤が6回出た後は黒が出やすいと思いがちなのだ。ここポイントだぞ。過去にどんな安値があったからと言って、だから今の値段が高すぎるとは言えない。過去にどんな高値があったとしてもだからと言って今の値段が安すぎるとは言えない。小学生以下と言われないように。(笑)
さて、参考までに小生のコラムも読まれることをお奨めする。このコラムは自分で言うのもなんだが、面白いぞ。(笑)
急所講座、ぴり辛コラム「必勝法発見!」
【バンドワゴン効果】
みんなが競って買っているから自分も買わなきゃいけないというようなムード買いを言う。ラーメン屋の前に人が並んでると自分も並んで食べたくなるって人多いだろ。思い起こせばかつてのライブドア株などまさにそうだった。バブルの最後に価格は急上昇し、そしてはじける。その最後の上昇はバンドワゴンなのである。
【小数の法則】
さて、皆さんさいころを振って1が出る確率はどれくらいだろう。失礼な質問ばかりしてすまない。もちろん6分の1。そしてさいころを千回くらい振れば、ほぼその6分の1が1という目になる。これは振る回数が多くなればなるほど、正確に6分の1に近づいていく。これを「大数の法則」と呼ぶ。
今回はその逆、「小数の法則」。つまりさいころで1の目が出る確率が6分の1だとしても、6回しか振らないとしたら、その中に果たして1が必ず1回出てくるだろうかという問い。おわかりのとおり1が全く出てこないこともあれば、2回出てくることもよくある。つまり回数が少ないと、確率どおりにはいきませんぜ、ということ、これを亀ちゃん軍団では「小数の法則」と呼んでいるわけだ。
さて、以上、三回にわたってお送りした「認知のゆがみ」。正しく理解していただけただろうか?どれをとっても当たり前の内容だが、それにも関わらず投資家の陥りやすい錯覚を的確に網羅している。
さてさて、次回からはさらに高度な話になってくるので、ちゃんとこの本買って、予習をしとくように。ん?本買ったら、このブログ読む必要ないって?うむ、確かに。(爆)
「タートル流投資の魔術」 その4 結果偏向!
伝説のトレーダー集団
タートル流、投資の魔術
カーティス・フェイス著
徳間書店、1700円
お奨め度、★★★★★
中・上級者向き
FX◎・先物◎・株△
さて、認知のゆがみの続き。
ここんとこ大事だから、よく聞くように。試験に出るぞぉ。(って何の試験や!?)
時間の都合で早口で書く。(ん?)1回しか書かないから聞き逃さないように。(ん?)
【処理効果】
トレードで失敗した人間ほど、利食いが早くなる傾向がある。今ある利益を、利益があるうちに決済したいと思うのだ。その結果、利益は少なくなり損は大きくなる。胸に手を当ててごらん、そゆことあるだろ?
このことに関しては小生の「急所講座」でも関連したコラムを書いているので一読あれ。
http://www.saki-mono.jp/colum/column14.htm 参考になるはずだ。
【結果偏向】
結果を重視してしまう過ち。え?投資なんだから、結果が全てじゃないかって?チミチミ、まだ青いぞ。
結果が一番だが、結果を重視しすぎるとかえって失敗するのだ。え?意味がわからないって。しょうがない、説明しよう。カーティス君はここまで説明してくれないぞ。(笑)
例えば、チミ麻雀はやるかな?麻雀をしない人は、麻雀をする友達にでも聞いてくれ。
カンチャンやペンチャンより、二面待ち・三面待ちの方が、上がる確率が高いということは誰でも知っている話。麻雀で手作りをすると最後の局面で、三面待ちにも出来るし、ペンチャンにも出来るというような状況がままある。まあよほどの特殊事情がない限り普通は三面待ちにするわな。しかし、そういう場合に限って、ペンチャンの待ち牌をひいてくるということがある。ついてない。
身に覚えがあるだろ?そういうことが二回三回と続くと、何か、三面待ちよりカンチャンで待つ方が正解なのではないかと思ってしまうことがある。しかし、それは誰もが知っているとおり大間違い。正解はやはり三面待ちなのである。それはトレードの世界も同じ。正しいシステム(ルール)で取引をしていても、一時的に逆方向が続くことがあるのだよ。だからと言って自分のシステムが間違っているわけではない。結果に頼ってカンチャン待ちにする愚を犯してはいけないぞ!ってことだ。
【直近偏向】
これも似たような話だ。過去4ヶ月にわたって大成功してきたシステムが、最近2ヶ月、不調だというようなことがある。このシステムを作ったとき、あらかじめ6ヶ月のうち1ヶ月や2ヶ月はマイナスの月があるということは想定内なのである。ところがそれが直近続くと、過去成功しているのにもかかわらず、もうこのシステムは通用しなくなったのではと疑心暗鬼に陥るのだ。
ま、今日はちょとこの後麻雀の約束があるので、ここまでとする。ともかく、こういった落とし穴に気をつけてトレードをすれば、麻雀の強いトレーダーになれるというわけだ。わかったかな?(ん?何のブログだったっけ?)
・・・・・というわけで、後輩が呼んでいるので、すまん、また後日だ。(続く)
「タートル流投資の魔術」 その3 埋没費用効果の勘違い!
伝説のトレーダー集団
タートル流、投資の魔術
カーティス・フェイス著
徳間書店、1700円
お奨め度、★★★★★
中・上級者向き
FX◎・先物◎・株△
さて、本日のお題は「認知のゆがみ。」
一般の投資家が陥りやすい心理的間違いがどういった状況で起こるかを知ることはとても大切だ。さてそこで皆さん、皆さんが一流の投資家か三流か、ここで抜き打ちテストをさせていただこう。さあよろしいかな?さあさあ、ぶつぶつ言わないで、教科書を伏せて。(笑)
まず第一問、テーマは、「損失回避の勘違い」だ。
あるところにAさんがいて100万損しました。あるところにBさんがいて100万儲け損ねました。さて、どちらの損が大きいでしょう?
十人が十人、100万損する方だと答えるだろう。
ブッブー、100万損するのと100万儲け損なうのは同じく100万の損なのだ。少なくてもトレーダーはこう考えなくてはならない。トレーダーは自分のルールにそって、トレードをし、損することもあるが、儲けることもある。その損得の中でトータルプラスをとっていくのである。
わかりやすい話、移動平均のゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売るなどというルールを作っていたとする。過去のテストの中から年間20%は利益出ると思い、1千万の投資金でトレードをしていたとする。ある時、うっかりしてゴールデンクロスでエントリーするのを忘れてしまった。後で振り返ってみると、そのとき買っていれば100万の利益だったのにということがある。そんなトレードをしていたら、当たり前だが、計画していた収益があがるはずがない。わかるだろ?
つまり自分は慎重派だという投資家ほど実は(儲ける機会を失っているという意味で)損しているのかもしれない。この話は、いつでもどんどん仕掛けていけという話ではない。自分でルールを決めたら、そのルールの中に現れたチャンスはしっかりとつかまなくてはいけないのである。
さて第二問、テーマは「埋没費用効果の勘違い」これこそよくある勘違いだ。
小学校の算数に挑戦してほしい。
あなたはパソコン会社の社長だ。A型ディスプレイの開発に3億円のお金を投じてきた。ようやく完成間近という時に、もっと素晴らしい技術のB型ディスプレイが登場した。そのディスプレイを採用するコストは1億円だが、そのディスプレイを採用すると、今まで投じた3億円は全く無駄となってしまう。ただし、B型ディスプレイにすると売上げは現在開発中のA型よりもさらに1億5千万円くらい伸びると予想されている。さて、現在開発中のA型ディスプレイをそのまま開発していくのが正解か?、新技術のB型ディスプレイに切り替えるのが正解か?きちんと計算して答えよ。
これ、わかるよな?B型に乗り換えるコストが1億、B型にして伸びる売上げが1億5千万、ということは乗り換えるに限る。5千万の利益増なのだ。過去に使った3億など、今となっては関係ない。ところがこの小学生でも出来る計算が出来ない大人が多い。何故か?すでに使った3億円があきらめきれないのだ。これよくある話だ。
さて、これがどう相場に関係するか?
今1万株A社株を持っている。A社の業績見通しはまだまだ暗く、しばらく下落が続きそうである。それに対し、B社の株は絶好調、今後も高値を更新していくことが見込まれる。普通であれば、A社の株を売ってB社の株に乗り換えるというのは誰にでもわかる常識。
しかし、ここでだ。実は自分がA社の株を買ったのはすっ天井で、それから暴落の一途、少しでも値段が戻ったら売ろうと思ったら戻る暇もなく、もうすでに1千万の損が出ているとしよう。この時、あなたはほんとにA社の株を売って、B社の株に乗り換えれるか?なかなか出来ない。友人が「もうあきらめろよ。持ってるとますます損するぞ」と忠告をしてくれる。しかし、その男の答えはこうだ。
「嫌だね。俺はもう1千万損してるんだぜ、今更この株で50万100万損が膨らんだからってどうってことないさ。」
この男から正しい判断を奪ったのが、まさに・・・・「埋没費用効果」なのである。あなおそろし。 (続く)
「タートル流投資の魔術」 その2 認知のゆがみ!
伝説のトレーダー集団
タートル流、投資の魔術
カーティス・フェイス著
徳間書店、1700円
お奨め度、★★★★★
中・上級者向き
FX◎・先物◎・株△
さて、皆の衆、本日は核心の話、
亀さん流、投資の極意とは一体何かという話に入っていきたい。
素人投資家は投資とは相場の先行きを読むものだと思っている。三流に限って、金はまだ上がりますかとか、原油はもう天井ですかと聞いてくる。そんなのわかるかと答えると、講師、何年相場見てるんですか、などと言いやがる。相場の先行きなど神様以外わからないのだよ。わかるふりをしているやつほどいかがわしい。
実は亀さんたちも相場の先行きなど全く読まない。ではどうやって儲けるのか?いいかい、読むのは人の心なのだよ。ここ深いね。
「人は不確実な状況で体系的にあやまちを犯す」とカーティス・フェイスはのたまう。わかるかな?つまり、窮地に追い込まれた人間ってもんは理性的な判断が出来ない、結果、誰しもが同じような失敗をしてしまうということだ。例えば相場の急変の時などがそう。だから有能なトレーダーはそのような時に、凡人トレーダーがどのように失敗するかを見抜き、それを狙うのである。
お若いの、市場は戦場だぜ。この話を聞いて「汚いぞ!」などと思うならはなっから相場などすべきではない。
むしろなるほどと思いながら、しかし、その体系的なあやまちってやつは、いってー、どーゆー状況のことなんじゃい?と思うのがトレーダーに向いているお方だ。
で、亀ちゃんはそれを「認知のゆがみ」と言う。ちょと言葉が難しいか?つまり正しい判断が出来にくい状態をそう呼ぶのだ。そして、その正しい判断が出来にくい状態には「損失回避」「埋没費用効果」「処理効果」「結果偏向」「係留」「バンドワゴン効果」「少数の法則信仰」などがある。
言葉が聞き慣れないのでなかなかついていけないだろ。それをわかりやすく解説しようというのがこのブログの趣旨。なんと親切な。(笑)他の読書感想ブログとはちょと違うぞ。
ん?話がどんどん難しくなって眠そうな顔をしているやつがいるな。しようがない、これらの紹介は明日だ。 (続く)
「タートル流投資の魔術」 その1 大いなる賭け!
伝説のトレーダー集団
タートル流、投資の魔術
カーティス・フェイス著
徳間書店、1700円
お奨め度、★★★★★
中・上級者向き
FX◎・先物◎・株△
さあ、皆の衆、お立ち会い、
片や、400ドルの元手を数十億ドルにしたカリスマトレーダー、リチャード・デニス。片や、年間60%以上の収益を稼ぎ続けた天才数学者、ウィリアム・エックハート。この二人が賭けをした。その賭けとは、「天才トレーダーは育てられるか?」すごいテーマである。それをリチャードのおっちゃんは出来ると言い、ウィリアムのおっちゃんは出来ないと言いはった。
そこでリチャード、「じゃあ、やってやろうじゃないの。」てなことになり、賭けはいよいよ実践に・・・。
リチャードデニスは新聞に全面広告を打った。「トレーダー募集、合格したトレーダーには一人100万ドルの運用資金を与えるぞ!」というものだった。100万ドルと言えばあーた、約1億円。100万円じゃあないからね。それを新米トレーダーに任せようというのだから太っ腹も太っ腹、リチャードのおっちゃん、小錦級だ。(笑)
そこに合格したトレーダー達をタートルズと言う。
果たして賭けの結果は・・・・・・? ジャカジャン!
その後の全米CTA(商品投資顧問業者)ランキングの上位は常に・・・・・、タートルズで占められていたそうだ。ということは・・・・・、天才トレーダーはなんと育てられちゃったのである。わお。
ところで、この本はその興味深い賭けの物語ではない。そのタートルズの中でも最も成功した著者がそのタートル流の極意を記した虎の巻なのである。
それだけでも読む価値があるというもの。 1700円は安いかも。 (続く)



