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「タートル流投資の魔術」 その9 エッジのある取引 中編

伝説のトレーダー集団
タートル流、投資の魔術


カーティス・フェイス著
徳間書店、1700円
お奨め度、★★★★★
中・上級者向き
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さあ、宿題は出来たかな?そこの山田君、ちょっと答えてご覧?ん?何言っているかわからんぞ。座布団運んでるだけでお金もらって、楽しすぎじゃないか?え?その山田君じゃない。あ、失礼。(爆)

ん?ちょっと話をそらすぞ。「楽しすぎ」ここ、皆さんどう読んだ?小生は「ラクしすぎ」という意味で「楽しすぎ」と書いた。ところが、「たのしすぎ」も「楽しすぎ」だよな。ほんと日本語は難しい。さあ、今日も正しい日本語を一緒に勉強しよう。ありゃ。何の話だったっけ?(笑)

あ、昨日の続きだった。「トレードにおいて、エッジのある取引とは一体どういう状態を言うのか?」これこれ。(笑)これがわからなければ、エッジのある取引など出来ないし、エッジのある取引が出来ないということはいつまでたっても運任せ、神頼みのトレードしか出来ない。それでは勝ち残っていけないのだ。

ちなみにエッジとは優位性のこと、昨日のブログで復習よろ。

もし、何も考えずにトレードをしたとしたら、所詮この取引は売りか買いかしかないのだから、儲かるか損するかはヒフティヒフティ。と思ったらあーた大間違い。そこには手数料がある。つまり長く取引すればするほど、手数料分だけ損するというのが大数の法則なのだ。

ということはこの取引で勝ち組になるにはそれぞれの取引で手数料分以上にプラスになる確率の時だけトレードをする必要がある。ここの表現が微妙で難しいから気をつけろ。小生は「その取引で手数料分以上にプラスになる時だけトレードをする」と言っているんじゃない。そんなことはやってみなければわからないんだからな。小生が言っているのは「その取引で手数料分以上にプラスになる確率の時だけトレードをする」と言ってるのだ。この違いがわかるかな?

もう少し詳しく説明する。
例えばサイコロで1から4までがひとつのグループ、5と6がもうひとつのグループとする。で、どちらかのグループに賭ける。そのグループの目が出たら、掛け金が倍になり、はずれたら掛け金は没収とする。そういうゲームがあったら、貴兄はどっちゃに賭ける?「そりゃ、1から4までのグループに決まってまんがな。」と貴兄は答えるだろう。当たり前、そのグループに賭け続けていけば、少々ショバ代を払ったとしても勝ち組になれる、ということは誰でもわかるはず。

しかし、(ここ重要だぞ!)その賭けでも常に勝てるわけではない。5が出ることもあれば、6が出ることもある。だから1回1回のゲームで勝つか負けるかはわからないんだけれど、そういうゲームを続けていけば最終的には大数の法則で勝ち組になれる。このことは理解出来るよな?つまり我々もそういうトレードを意識的にしなくてはいけないのだ。ここポイント、試験に出るぞ。小生が出す。(笑)

でも多分、しつこい性格の貴兄はこう聞きたいはず。「そないな局面がトレードの中にほんまにありまんの?」「ほんでまたその局面をどないして見抜きまんの?」と。ほんとにしつこいね。

それがね、あるのじゃよ。だからタートルズは成功したのじゃよ。ではそれはどんな局面なのか?

ちょっともったいをつけるので、今日はここまで。 テレビドラマでも雑誌の漫画でもいいところになると必ず次回に続くのだよ。
文句があったら、・・・・・・橋田壽賀子に言ってくれ。(爆)

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「タートル流投資の魔術」 その8 エッジのある取引、前編

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さて、毎回毎回、核心だと言ってきたが、核心中の核心が今回お話する「エッジのある取引」という考え方だ。では、「エッジのある取引」とは何か?聞いたことがあるかな?

歌舞伎町で女の子が「遊んでいかない?」というのは「エッチのある取引」、似ているが全然違うので勘違いしないように。あ、勘違いしたのは小生だけ?すまぬ(笑)難しい話にいかに読者を飽きさせないか、色々気を使っているのだよ。あ、余計?こりゃまた、しっつれいしますた。(爆)

さて、エッジとは何か?「優位性」と訳す。

タートルズはどうやって常勝軍団を築いたか?それはエッジのある取引をし続けたからだ。なるほど、なるほど・・・・って!?そもそもエッジのある取引って一体なんだ?皆さんは今まで、このエッジのある取引というのを意識しながらトレードをしていただろうか?

例えば、ルーレット。これをやる人の気がしれない。ルーレットの目は1から36までに0、00を合わせて38個ある。で、どれかに賭けて当たると36倍になって返ってくる。おわかりだろう。38回プレイして、ルーレットの目が均等に出たとしても、自分の手元に返ってくるのは36個だけ。やればやるほど確実に損になっていくゲームなのだ。

競馬も同様、競馬はまず25%がJRAに取られる。残りの75%を当てた人で分けるのである。ということは長く競馬をやればやるほど、大数の法則で25%の損に集約されていく。競馬で利益を上げ続けるのは(当たり前だが・・・)困難なのだ。

しかし、競馬フアンはこう答えるだろう。そりゃ何の考えもなく当てずっぽで賭けるなら25%損するだろう。しかし、俺たちゃ分析してどの馬が一番勝つ可能性が高いかを研究しつくしてるんだ。だから勝てるんだよと。

なるほど、一見この話は正しそうに見える。当てずっぽでやってるから25%の損、分析すればその損が減り、プラスに転ずるかも。しかし、これも若干間違っている。どこが間違っているか?どの馬が勝つかを予想して賭けてはいけないのだ。え?じゃあ、負ける馬に賭けるのかよ?と結論を急いではいけない(笑)。正しい答えはその馬が勝つ可能性とオッズとを見比べてそれをかけあわせたものが1を超える馬券を買うのだ。勝つ可能性×オッズ≧1、こういう馬券のみ買い続ける。これが勝利の方程式だ。

例えば、武豊が騎手をしている1番人気の馬、勝つ可能性が50%だとする。そしておのオッズが1.5倍とする。この計算は0.5×1.5=0.75となり、エッジ(優位性)のない取引となってしまう。50%の勝つ可能性ってほんとはすんごいんだけど、賭けてはいけないのだ。

ルーレットで話すともっとわかりやすいか?

ルーレットで赤に賭けるのと「1」の目に賭けるのでは圧倒的に赤の目の方が当たる確率は多い。しかし、では赤の目にかけ続けた場合と、1にかけ続けた場合ではどちらが勝てる可能性が多いかというと、長期的にはどちらも勝てない。当たり前だが、どちらも38分の36になっていくのだ。

だから、、、、何が言いたいかというと、勝つ可能性が多い馬を買えばいいってもんじゃないってこと。それは単にルーレットで赤に賭けてることにすぎない。だから、例えば4番人気だとしても、その馬が勝つ可能性10%、オッズ12倍であれば、むしろその馬こそ買わなければならない。(0.1×12=1.2)わかるかな?

ただし、ここで言う「勝つ可能性」と、いわゆる過去のレースの「勝率」とは違うので、次のレースでの勝つ可能性を数字で正しく出せないことと、オッズというのは締め切ってみないと正確にはわからないので、この計算は簡単には出来ない。ということで競馬ではエッジのある取引はしづらい。残念だけどね。いや競馬は難しい(爆)

このエッジのある取引、実に大事なので、この項、明日に続く。ということで宿題だ。「トレードでエッジのある取引とはどういう状態か?」明日まで考えておくように。

それがわからない方々は、当分・・・・・エッチ禁止だ!よろしいかな? (爆)

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「タートル流投資の魔術」 その7 破産の確率!

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さて、いよいよタートルズがどういう授業を受けたかという話に入る。高卒の、しかもトレード経験のない青年がわずか2週間研修を受けただけで、なんとたった4年で3000万ドル(約30億)稼いだというおとぎ話のような話なのだ。

それをカーティスは1700円で読者に紹介をしようと本を書き、それを小生はただで皆さんにお教えしようとしているのである。エヘン。あ、徳間書店の人、石投げないで。皆さん、このブログを見て興味を持ったら本買ってあげてくだされ。カーティス様はお金持ちだからいいけど、徳間書店の人は本売れないと困るからね。(爆)

さて、いきなり結論から書く。カーティス青年が亀ちゃん軍団の研修で教わったことは煎じ詰めればたった4つ。「優位性のある取引」「リスク管理」「首尾一貫性」「シンプルさ」だ。なあんだ、そんなことかと思った方は以後は読まなくて結構。サヨナラ。この簡単なことが実は奥が深いのだ。どれくらい深いかというと、まあ、仲間由紀恵主演の映画「大奥」の奥の奥くらい深いのだ。(なんのこっちゃ!?)

さて、授業開始。

2週間の虎の穴ならぬ亀の穴の特訓、それはまず「ゲーム理論」と「確率論」から始まった。当たり前のことだが、リチャード先生も、ウイリアム先生も勘や運には頼ったりはしない。 実験と調査、特にコンピューター分析により、勝てるプログラムを作り出していっているのだ。

さて、今日は講座のひとつ「破産の確率」についてお話する。皆さんは確率論を勉強すると必ず出てくる「破産の確率」を勉強されただろうか?、

まあ、はっきり言って、「破産の確率」を知らずして投資なんかすんじゃねえという代物である。特に持ち金と1回の投資金の関係をよく研究しなければいけない。これはいつも小生が急所塾で教えている、「レバレッジの管理」ということにもつながるのだが・・・。

簡単な例をお話しよう。小生と丁半博打をしよう。小生がさいころを振る。貴兄が丁か半に賭ける。はずれたら掛け金はもちろんいただくが、当たったら掛け金をなんと3倍にしてお返しする。どうだいこの賭け、小生とするかい?

はい!はい!はい!おお、多数の方の手が上がったのが見えるぞ。それもそのはず、これはめちゃめちゃいい賭けだ。確率は丁半50%、千円賭けて無くなるか3千円になって返ってくるか。これはやればやるほど確実に儲かりそうだぞ。

ただし、当然ちょと条件をつけさせていただく、なあにそんなに難しい条件ではない、心配すんな。貴兄は常に持ち金全額を賭けること。それだけだ。こんな率のいい賭けなんだからまあそれくらい勝負する価値があるだろう。まあ、貴兄に思いっきり稼がしてやろうという思いやり企画だ。小生のバックには銀行がついている、何せ使っている携帯がソフトバンクだからな。(笑)安心していいぞ。貴兄がいくら勝とうといくらでもお支払いする。なんて太っ腹な。さあ、こんなうまい話二度とないかもしれない。さあさあ、どーんと挑戦して来なさい。

あら、ずいぶん上がった手が下がったねえ。まだ上げているのは・・・あ、スザンヌとつるの剛と香田晋だけか。(笑)

そりゃそうだ。全額賭けたら一度でもはずれると破産してしまう。10回賭けをして生き残っていく確率はなんと約0.1%。ということは99.9%の破産確率なのである。な、破産確率を勉強せずに投資をするのは無謀だとわかるだろ?

ただ、破産確率の計算の仕方はちょと難しい。それを覚えろとは小生は言わない。ここら辺がカーティス君より小生の方が親切なところ、こちらに破産確率の計算ソフトをダウンロード出来るサイトがあるので、それを見ればいいのだ。
http://www.geocities.jp/y_infty/management/soft_dl.html
ちなみにこのソフトを使って上記の賭けのケースの破産確率を計算してみよう。まずこういう想定をしてみる。

「持ち金は200万、仮に1回に100万ずつ賭けていくとすると破産する確率はどれくらいか?」

上記のソフトで計算すると、なんと24%~38%という答えが出てくる。なんと、4人に1人、あるいは3人に1人はこの極めて有利な賭けでも破産してしまうのである。

今度は持ち金は同じく200万として、1回に50万ずつ賭けることにしよう。すると破産する確率は9%~15%に下がる。そして、1回を10万ずつとすると突然、破産確率は0.004%~0.007%に下がるのである。これなら本当にいい投資だ。

つまり、・・・・・・投資においては単にその予測が当たる確率や、当たった時の利益とはずれた時の損失を比較するだけでは駄目なのだ。ここ、肝(きも)だからすぐノートにメモするように。(笑)もうひとつ大事な要素として、自分自身の投資に使える資金と、1回当たりの投入資金の関係が勝利を左右する大事なポイントになるのである。

ほとんどの投資家がこの点を十分に考えていない。そして破産するために・・・・・トレードをしているのだよ。あなおそろし。

ということで、本日の講義はここまで。(つづく)

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「タートル流投資の魔術」 その6 予想はよそう!

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恐るべきことに気がついた。この本の解説をその5まで終わって、ようやく37ページ分終了したにすぎない。このペースで解説していったら、321ページのこの本全体を解説するのに、いったい何ヶ月かかるんだろう?ひょっとしたらこの先さらに熱が入って、解説の方が実際の本より長くなっちゃったりするかもしれない。(笑)そしたらカーティスの本が小生のブログの要約書なんて言われるかもしれない。(笑)ま、それもいいいか。(爆)

ま、ちょっとテンポアップだ。

さて、トレードには大きく4種類あるとカーティスはのたまう。取引期間が短い順に言うと、「ディトレード」、「スイングトレード」、そして「トレンドフォロー」と「カウンタートレンド」だ。

ここら辺、皆さんにはあったりまえの話になるだろうが、まあ再確認させてくれ。
ディトレードとは1日で終了する取引、スイングトレードとは短期の取引のこと、まあ数日の取引と思えばいい。それ以上の期間、取引するのは中長期の取引となるわけだが、その中にトレンドに乗って売買するトレンドフォロー(順張り)と、トレンドの逆に売買するカウンタートレンド(逆張り)がある。

仮に今、相場が上昇しているとする、そのとき貴兄は買うのか売るのか?

皆さん、ここに相場をやる人の永久のテーマがある。上昇しているからには何か良い材料があるんだろうから、今後もその流れが続くと読めば買いだ。上昇しているということはすでにその分高値になっているということ、ということはその後に反動が出てくるはずと読めば売りだ。同じ状態から、二つの全く違う結論が出てくる。ここが相場のポイントなのだ。

さて、それにあわせて市場の状態も4つあるとカーティス君はおっしゃる。
1、横ばい状態、変動も少ない。・・・全くの模様眺め相場だ。
2、横ばい状態、しかし、変動は大きい。・・・いわゆるボックス相場のことだな。
3、トレンドが出ている。しかし変動は少ない。・・・相場が若いときや勢いがあるときに多い。一方的な展開となる。
4、トレンドが出ている。しかし変動は大きい。・・・トレンドの最後の方になると、利食いも出るし、高値警戒も出る。トレンドがあるとしても変動は大きくなるのだ。

で、皆さんおわかりだと思うが、3のトレンドが出ているが変動は少ないなんていうときは、トレンドフォローの稼ぎ時である。がんがんいくしかない。2の横ばい状態で変動が大きいというときは高くなったら売り、安くなったら買えばいい。まさにカウンタートレンドのためにあるような相場つきだ。

スイングトレードはどんな展開でも相場が動いていないととれない。

このように市場の状態によって、トレードの仕方が変わるのである。よろしいかな?タートルズの戦略をを単純にトレンドフォローと決めつけてはいけないぞ。

そして、ここが一番大切なことだが、ずーとるびは、あ、違ったタートルズは、(ここで笑った人、年寄りです。はい。)決して、けーーーーっして、今後値段がどう動くかを予想しない。「予想はよそう」これがタートルズの合い言葉だ。(ここ笑うとこ。いいかな?w)とある日本のアナリストは「よそうは、うそよ」とまで言い切った。(笑)

予想はしない。では何をするのか?今、市場がどういう状態にあるのかということを探すのである。そして、その状態にあったトレード手法で取引をするのである。今日も深い、深い、深すぎる。

ということで、また次回のお楽しみだ。    つ・・づ・・く。

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「タートル流投資の魔術」 その5 アンカリングとは?

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さて、3回にわたってお話してきた「認知のゆがみ」も今日が最終回。前2回を復習しながら読んでくれるとうれしい。

【係留(アンカリング)】

訳者にもの申す、ちょっとこの本、訳が難しすぎるぞ。投資の本だと思って難しい言葉使っとけばかっこいいと思ってるんじゃないか?難しい内容を平易に説明するのがプロだ。小生のように。(ちょとかっこつけますた。お許しあれ;;;)

さて、本題のアンカリング、これは奥が深いぞ。
人は何故現在の値段を高いとか安いとか感じるのか?それは過去に安値があったから、また過去に高値があったから、その値段と比較しちゃうのだ。

しかし、皆さんここ大事な話だから、よおく聞いておくれよ。今現在の値段は今現在の全ての状況を考慮に入れた妥当な値段。ということはここから値段が上がるか下がるかは、基本的にヒフティヒフティなのだ。それがどちらかに動いていくのは、その後の色々な状況変化によるものである。

それを人は、過去の安すぎた値段(例えば過去原油が1バレル10ドル~20ドルだったこと)にこだわりすぎて、現在の値段(1バレル100ドルを超えてしまったこと)をとんでもない高値だと思う。ということはいつか下がるだろうということが潜在意識に入ってしまう。そこで・・・間違ってしまうのだ。

小生のコラムの中でこういう例を書いた。ルーレットの赤黒で赤が6回出た後に、黒が出る確率は?と。わかるかな?

ちなみに「赤が6回続いてその後黒が出る」という確率は128分の1なのだが、小生が聞いているのはそういうことではない。赤が6回出た後に、「その次に赤が出るか黒が出るか」、その確率は?というもの。ま、当たり前だが答えは2分の1だ。小学生でもわかる。しかし、この小学生でもわかることを勘違いして赤が6回出た後は黒が出やすいと思いがちなのだ。ここポイントだぞ。過去にどんな安値があったからと言って、だから今の値段が高すぎるとは言えない。過去にどんな高値があったとしてもだからと言って今の値段が安すぎるとは言えない。小学生以下と言われないように。(笑)

さて、参考までに小生のコラムも読まれることをお奨めする。このコラムは自分で言うのもなんだが、面白いぞ。(笑)
急所講座、ぴり辛コラム「必勝法発見!」

【バンドワゴン効果】

みんなが競って買っているから自分も買わなきゃいけないというようなムード買いを言う。ラーメン屋の前に人が並んでると自分も並んで食べたくなるって人多いだろ。思い起こせばかつてのライブドア株などまさにそうだった。バブルの最後に価格は急上昇し、そしてはじける。その最後の上昇はバンドワゴンなのである。

【小数の法則】

さて、皆さんさいころを振って1が出る確率はどれくらいだろう。失礼な質問ばかりしてすまない。もちろん6分の1。そしてさいころを千回くらい振れば、ほぼその6分の1が1という目になる。これは振る回数が多くなればなるほど、正確に6分の1に近づいていく。これを「大数の法則」と呼ぶ。

今回はその逆、「小数の法則」。つまりさいころで1の目が出る確率が6分の1だとしても、6回しか振らないとしたら、その中に果たして1が必ず1回出てくるだろうかという問い。おわかりのとおり1が全く出てこないこともあれば、2回出てくることもよくある。つまり回数が少ないと、確率どおりにはいきませんぜ、ということ、これを亀ちゃん軍団では「小数の法則」と呼んでいるわけだ。


さて、以上、三回にわたってお送りした「認知のゆがみ」。正しく理解していただけただろうか?どれをとっても当たり前の内容だが、それにも関わらず投資家の陥りやすい錯覚を的確に網羅している。

さてさて、次回からはさらに高度な話になってくるので、ちゃんとこの本買って、予習をしとくように。ん?本買ったら、このブログ読む必要ないって?うむ、確かに。(爆)

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「タートル流投資の魔術」 その4 結果偏向!

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さて、認知のゆがみの続き。
ここんとこ大事だから、よく聞くように。試験に出るぞぉ。(って何の試験や!?)

時間の都合で早口で書く。(ん?)1回しか書かないから聞き逃さないように。(ん?)

【処理効果】

トレードで失敗した人間ほど、利食いが早くなる傾向がある。今ある利益を、利益があるうちに決済したいと思うのだ。その結果、利益は少なくなり損は大きくなる。胸に手を当ててごらん、そゆことあるだろ?

このことに関しては小生の「急所講座」でも関連したコラムを書いているので一読あれ。
http://www.saki-mono.jp/colum/column14.htm 参考になるはずだ。

【結果偏向】

結果を重視してしまう過ち。え?投資なんだから、結果が全てじゃないかって?チミチミ、まだ青いぞ。
結果が一番だが、結果を重視しすぎるとかえって失敗するのだ。え?意味がわからないって。しょうがない、説明しよう。カーティス君はここまで説明してくれないぞ。(笑)

例えば、チミ麻雀はやるかな?麻雀をしない人は、麻雀をする友達にでも聞いてくれ。

カンチャンやペンチャンより、二面待ち・三面待ちの方が、上がる確率が高いということは誰でも知っている話。麻雀で手作りをすると最後の局面で、三面待ちにも出来るし、ペンチャンにも出来るというような状況がままある。まあよほどの特殊事情がない限り普通は三面待ちにするわな。しかし、そういう場合に限って、ペンチャンの待ち牌をひいてくるということがある。ついてない。

身に覚えがあるだろ?そういうことが二回三回と続くと、何か、三面待ちよりカンチャンで待つ方が正解なのではないかと思ってしまうことがある。しかし、それは誰もが知っているとおり大間違い。正解はやはり三面待ちなのである。それはトレードの世界も同じ。正しいシステム(ルール)で取引をしていても、一時的に逆方向が続くことがあるのだよ。だからと言って自分のシステムが間違っているわけではない。結果に頼ってカンチャン待ちにする愚を犯してはいけないぞ!ってことだ。

【直近偏向】

これも似たような話だ。過去4ヶ月にわたって大成功してきたシステムが、最近2ヶ月、不調だというようなことがある。このシステムを作ったとき、あらかじめ6ヶ月のうち1ヶ月や2ヶ月はマイナスの月があるということは想定内なのである。ところがそれが直近続くと、過去成功しているのにもかかわらず、もうこのシステムは通用しなくなったのではと疑心暗鬼に陥るのだ。

ま、今日はちょとこの後麻雀の約束があるので、ここまでとする。ともかく、こういった落とし穴に気をつけてトレードをすれば、麻雀の強いトレーダーになれるというわけだ。わかったかな?(ん?何のブログだったっけ?)

・・・・・というわけで、後輩が呼んでいるので、すまん、また後日だ。(続く)

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「タートル流投資の魔術」 その3 埋没費用効果の勘違い!

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さて、本日のお題は「認知のゆがみ。」

一般の投資家が陥りやすい心理的間違いがどういった状況で起こるかを知ることはとても大切だ。さてそこで皆さん、皆さんが一流の投資家か三流か、ここで抜き打ちテストをさせていただこう。さあよろしいかな?さあさあ、ぶつぶつ言わないで、教科書を伏せて。(笑)

まず第一問、テーマは、「損失回避の勘違い」だ。

あるところにAさんがいて100万損しました。あるところにBさんがいて100万儲け損ねました。さて、どちらの損が大きいでしょう?

十人が十人、100万損する方だと答えるだろう。

ブッブー、100万損するのと100万儲け損なうのは同じく100万の損なのだ。少なくてもトレーダーはこう考えなくてはならない。トレーダーは自分のルールにそって、トレードをし、損することもあるが、儲けることもある。その損得の中でトータルプラスをとっていくのである。

わかりやすい話、移動平均のゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売るなどというルールを作っていたとする。過去のテストの中から年間20%は利益出ると思い、1千万の投資金でトレードをしていたとする。ある時、うっかりしてゴールデンクロスでエントリーするのを忘れてしまった。後で振り返ってみると、そのとき買っていれば100万の利益だったのにということがある。そんなトレードをしていたら、当たり前だが、計画していた収益があがるはずがない。わかるだろ?

つまり自分は慎重派だという投資家ほど実は(儲ける機会を失っているという意味で)損しているのかもしれない。この話は、いつでもどんどん仕掛けていけという話ではない。自分でルールを決めたら、そのルールの中に現れたチャンスはしっかりとつかまなくてはいけないのである。

さて第二問、テーマは「埋没費用効果の勘違い」これこそよくある勘違いだ。

小学校の算数に挑戦してほしい。

あなたはパソコン会社の社長だ。A型ディスプレイの開発に3億円のお金を投じてきた。ようやく完成間近という時に、もっと素晴らしい技術のB型ディスプレイが登場した。そのディスプレイを採用するコストは1億円だが、そのディスプレイを採用すると、今まで投じた3億円は全く無駄となってしまう。ただし、B型ディスプレイにすると売上げは現在開発中のA型よりもさらに1億5千万円くらい伸びると予想されている。さて、現在開発中のA型ディスプレイをそのまま開発していくのが正解か?、新技術のB型ディスプレイに切り替えるのが正解か?きちんと計算して答えよ。

これ、わかるよな?B型に乗り換えるコストが1億、B型にして伸びる売上げが1億5千万、ということは乗り換えるに限る。5千万の利益増なのだ。過去に使った3億など、今となっては関係ない。ところがこの小学生でも出来る計算が出来ない大人が多い。何故か?すでに使った3億円があきらめきれないのだ。これよくある話だ。

さて、これがどう相場に関係するか?
今1万株A社株を持っている。A社の業績見通しはまだまだ暗く、しばらく下落が続きそうである。それに対し、B社の株は絶好調、今後も高値を更新していくことが見込まれる。普通であれば、A社の株を売ってB社の株に乗り換えるというのは誰にでもわかる常識。

しかし、ここでだ。実は自分がA社の株を買ったのはすっ天井で、それから暴落の一途、少しでも値段が戻ったら売ろうと思ったら戻る暇もなく、もうすでに1千万の損が出ているとしよう。この時、あなたはほんとにA社の株を売って、B社の株に乗り換えれるか?なかなか出来ない。友人が「もうあきらめろよ。持ってるとますます損するぞ」と忠告をしてくれる。しかし、その男の答えはこうだ。

「嫌だね。俺はもう1千万損してるんだぜ、今更この株で50万100万損が膨らんだからってどうってことないさ。」

この男から正しい判断を奪ったのが、まさに・・・・「埋没費用効果」なのである。あなおそろし。 (続く)

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「タートル流投資の魔術」 その2 認知のゆがみ!

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さて、皆の衆、本日は核心の話、
亀さん流、投資の極意とは一体何かという話に入っていきたい。

素人投資家は投資とは相場の先行きを読むものだと思っている。三流に限って、金はまだ上がりますかとか、原油はもう天井ですかと聞いてくる。そんなのわかるかと答えると、講師、何年相場見てるんですか、などと言いやがる。相場の先行きなど神様以外わからないのだよ。わかるふりをしているやつほどいかがわしい。

実は亀さんたちも相場の先行きなど全く読まない。ではどうやって儲けるのか?いいかい、読むのは人の心なのだよ。ここ深いね。

「人は不確実な状況で体系的にあやまちを犯す」とカーティス・フェイスはのたまう。わかるかな?つまり、窮地に追い込まれた人間ってもんは理性的な判断が出来ない、結果、誰しもが同じような失敗をしてしまうということだ。例えば相場の急変の時などがそう。だから有能なトレーダーはそのような時に、凡人トレーダーがどのように失敗するかを見抜き、それを狙うのである。

お若いの、市場は戦場だぜ。この話を聞いて「汚いぞ!」などと思うならはなっから相場などすべきではない。

むしろなるほどと思いながら、しかし、その体系的なあやまちってやつは、いってー、どーゆー状況のことなんじゃい?と思うのがトレーダーに向いているお方だ。

で、亀ちゃんはそれを「認知のゆがみ」と言う。ちょと言葉が難しいか?つまり正しい判断が出来にくい状態をそう呼ぶのだ。そして、その正しい判断が出来にくい状態には「損失回避」「埋没費用効果」「処理効果」「結果偏向」「係留」「バンドワゴン効果」「少数の法則信仰」などがある。

言葉が聞き慣れないのでなかなかついていけないだろ。それをわかりやすく解説しようというのがこのブログの趣旨。なんと親切な。(笑)他の読書感想ブログとはちょと違うぞ。

ん?話がどんどん難しくなって眠そうな顔をしているやつがいるな。しようがない、これらの紹介は明日だ。                                                           (続く)

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「タートル流投資の魔術」 その1 大いなる賭け!

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さあ、皆の衆、お立ち会い、
片や、400ドルの元手を数十億ドルにしたカリスマトレーダー、リチャード・デニス。片や、年間60%以上の収益を稼ぎ続けた天才数学者、ウィリアム・エックハート。この二人が賭けをした。その賭けとは、「天才トレーダーは育てられるか?」すごいテーマである。それをリチャードのおっちゃんは出来ると言い、ウィリアムのおっちゃんは出来ないと言いはった。

そこでリチャード、「じゃあ、やってやろうじゃないの。」てなことになり、賭けはいよいよ実践に・・・。

リチャードデニスは新聞に全面広告を打った。「トレーダー募集、合格したトレーダーには一人100万ドルの運用資金を与えるぞ!」というものだった。100万ドルと言えばあーた、約1億円。100万円じゃあないからね。それを新米トレーダーに任せようというのだから太っ腹も太っ腹、リチャードのおっちゃん、小錦級だ。(笑)

そこに合格したトレーダー達をタートルズと言う。

果たして賭けの結果は・・・・・・? ジャカジャン!

その後の全米CTA(商品投資顧問業者)ランキングの上位は常に・・・・・、タートルズで占められていたそうだ。ということは・・・・・、天才トレーダーはなんと育てられちゃったのである。わお。

ところで、この本はその興味深い賭けの物語ではない。そのタートルズの中でも最も成功した著者がそのタートル流の極意を記した虎の巻なのである。

それだけでも読む価値があるというもの。 1700円は安いかも。      (続く)

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